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イギリス/ウェルシュプール特派員ブログ キャノン 純子 さん

イギリス・ウェルシュプール特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2020年9月17日

秋色に染まる、ウェールズのすてきな妖精のお休みどころ「ティ・フント・イル・ポント・ティールーム」


秋色に染まる、ウェールズのすてきな妖精のお休みどころ「ティ・フント・イル・ポント・ティールーム」

Suet Mae!(シュマイ!こんにちは!)
9月中旬を迎え、ウェールズは朝晩が急に冷え込むようになり、すっかり秋めいてきました。
そして、いつもこの時期になると訪れたい場所があって、先週、オックスフォードから友人が遊びに来てくれたので北ウェールズの観光も兼ねて行ってきました。
それは日本のガイドブックではほとんど紹介されることのない田舎町スランウストにある小さなティールームなのですが秋に"衣替え"をすることで知られ、毎年見頃になるとローカル紙に写真が掲載されるほど地元では有名な店です。
そこで今回は北ウェールズの人気ティールーム「Tu Hwnt I'r Bont Tearoom」を紹介します。
新型コロナウイルスがいまだ猛威をふるっていますが、収束したらぜひ訪れてほしいおすすめの場所です。
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▲ スランウストのティールーム「Tu Hwnt I'r Bont Tearoom」(2020年9月8日撮影)

▪️ 秋色に染まるフォトジェニックな「ティ・フント・イル・ポント・ティールーム」
イギリスといえば、アフタヌーンティー発祥の国。
ロンドンをはじめ、どの町や村にもアフタヌーンティーやクリームティー(スコーンと紅茶のセット)などが楽しめるティールームがあります。
スノードニア国立公園近郊の小さな村スランウスト(Llanrwst)にある「ティ・フント・イル・ポント・ティールーム(Tu Hwnt I'r Bont Tearoom)」もそのひとつで「橋を越えたティールーム」を意味するウェールズ語の店名通り、ティールームは村のシンボルでもあるコンウィ川に架かる石橋、スランウスト橋を渡った場所にあります。
店全体に蔦が絡まる風変わりなその外観はとても印象的で川の対岸から石橋とともに映る風景は絵本の挿絵そのもの。
フォトジェニックですてきなティールームはいつも訪れる人々を魅了します。
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▲ 秋色に染まる「Tu Hwnt I'r Bont Tearoom」(2019年9月29日撮影)

ケルト神話が残るウェールズには森の精霊や魔法使いなど、自然と融合した幻想的なものが多く登場するのですが、この「ティ・フント・イル・ポント・ティールーム」も"妖精のお休みどころ"と伝えられています。
ウェールズの大自然に抱かれるようにたたずみ、蔦が新緑になる春や濃い緑になる夏、紅葉で赤く染まる秋や雪化粧する冬など、四季折々で違った姿を見せるティールームは本当に妖精が魔法をかけているかのようです。
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▲ 「Tu Hwnt I'r Bont Tearoom」の夏の風景(2019年6月6日撮影)

15世紀に裁判所だった建物は現在、ナショナル・トラストが管理し、ティールームとギャラリーを運営。冬期を除いて、一般に公開しています。
建物内は1階がティールーム、2階がギャラリーになっていて、古民家のような梁や柱などの造りと年季の入った家具が素朴で温かみがあり、落ち着いた雰囲気のなかでゆっくりティータイムを楽しめます。
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▲ 2階のギャラリーではスランウストの写真や風景画などを展示・販売。カレンダーやポストカードはおみやげにおすすめ

ティールームでは紅茶をティーパックではなく、リーフで出していて、茶器はチャーチルのブルー・ウィロウと正統派スタイル。クロテッドクリームではありませんが、たっぷりのホイップクリームとジャムでいただくスコーンとも相性抜群です。
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▲ 「Tu Hwnt I'r Bont Tearoom」のアフタヌーンティー(£17.30)

おみやげ用に店内で販売もしているウェールズの伝統菓子バラ・ブリスは創業当時からの製法で作られている自慢の一品でアフタヌーンティーにもついてきますが単品(£3)でも楽しめます。
ほかにもウェールズならではのメニューとして、伝統菓子のウェルシュケーキ(£3)やウェールズ風チーズトーストのウェルシュレアビット(£8.50)などがあり、どれもおすすめです。
また、ティールームで使用されている卵や野菜、ハムなどの食材はすべて地元のもので手作りのジャムやチャツネは販売もしてます。
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▲ 「Tu Hwnt I'r Bont Tearoom」のメニュー(撮影協力: Tu Hwnt I'r Bont Tearoom)

メニューの表紙の写真は数年前の9月中旬に撮影されたものとのことですが、その年の気候によって、色付き具合や時期が異なるため、ベストのタイミングに訪れるのは難しいかもしれません。
それでも、美しい自然に囲まれたティールームは春夏秋冬どの季節も趣があるのでいつ立ち寄っても撮影したくなります。
ただし、冬は休業するため、外観の撮影は可能ですが店内はご覧いただけないのでご注意ください。
訪ねる際には事前にウェブサイトを確認していただくことをおすすめします。

▪️ ティ・フント・イル・ポント・ティールーム(スランウスト)への行き方
・ ロンドン・ユーストン(Euston)駅から列車で約4時間、スランドゥドゥノ・ジャンクション(Llanudno Junction)駅へ。途中、クルー(Crewe)駅やチェスター(Chester)駅で乗り換えが必要になります。
・ スランドゥドゥノ・ジャンクション駅でウェールズ線に乗り換え、列車で約30分、スランウスト(Llanrwst)駅へ。
・ スランウスト駅からティ・フント・イル・ポント・ティールームまでは約600m、徒歩7〜8分。

■Tu Hwnt I'r Bont Tearoom
・ 住所: Llanrwst LL26 0PL
・ URL:  https://www.tuhwntirbont.co.uk/

北ウェールズの観光地コンウィからもバスで30分ほどの場所なのでウェールズへお越しの際にはぜひお訪ねください。 1日でも早くこの事態が収束し、また安心して旅行できる日がくることを心より願います。

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2020年9月17日
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  • 特派員プロフィール
  • ウェルシュプール特派員

    ウェルシュプール特派員
    キャノン 純子 さん
    大手旅行会社の添乗員として、20年以上、国内・海外を問わず、お客様の旅のサポートに従事。欧州を中心に約60ヵ国の渡航経験あり。2016年6月、結婚を機にウェールズへ移住。その後、地元カレッジで調理師資格を取得し、現在は地元のレストランでシェフとして働きながら、今までの経験を活かし、ウェールズを中心とした現地コーディネーターとして活動中。観光情報や文化、生活など幅広い分野でウェールズの魅力をお届けします。
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