英ウェールズより、プヴィディンニュヴィッダ!

公開日 : 2022年01月08日
最終更新 :
筆者 : June

Blwyddyn Newydd Dda!(プヴィディンニュヴィッダ!)

ご挨拶が遅くなりましたが......新年あけましておめでとうございます!

2022年もよろしくお願いいたします。

まだまだ不安な状況が続いてますが、事態が収束したらウェールズを旅したい! と思ってもらえるような魅力ある場所やおすすめスポットを今年も紹介していきたいと思います。

■ ウェールズで1番高い滝「ピスティス・ライアドゥル」

まずは年初めにふさわしい!? 自然のエネルギーをからだいっぱいに取り込めるパワースポット、ウェールズで1番高い滝「ピスティス・ライアドゥル(Pistyll Rhaedr)」から。

地元ポウィス州のベルウィン山脈にあり、あのナイアガラ滝よりも高い73m(240フィート)の高さを誇る滝です。

IMG_2426.jpg

この滝、実は"ウェールズの七不思議(Seven Wonders of Wales)"のひとつとしても知られています。

昔からいろいろな話が語られていますが、これは実際に数年前に起きた出来事。

2018年にリバプールから家族と訪れていた3才の男の子が高さ45mの地点で足を滑らせて滝に転落。

ただ滝つぼへダイレクトに落ちたのが不幸中の幸いで水深がたった61cmだったにもかかわらず、男児は顔にかすり傷を負っただけの軽症で済んだのです。

しかも、その男児を助けようと手を伸ばした叔母も足を滑らせて、7m以上落ちたのに、岩肌から生えていた大木に引っかかって無事でした。

ドクターヘリが緊急出動した騒動も不思議な力が彼らを守ったとしか考えられない出来事として、当時は新聞やテレビのニュースでも報じられました。

IMG_2511.jpg

そんな、正真正銘のパワースポット、ピスティス・ライアドゥル一帯はローマ時代に鉛鉱山だったといわれてます。

そして、現在は人気のトレッキングスポットにもなっています。

IMG_2427.jpg

滝の近くにはカフェやキャンプ場も経営するB&Bがあり、有料駐車場には有料のトイレも併設。

そこから直接、滝のふもとへも行けますが駐車場手前に設置された標識に沿って、パブリック・フットパス(散策道)を歩けば高台から滝を望むことができます。ただし、安全策など一切ないので足元にはくれぐれも注意が必要です。

IMG_2435.jpg

高台から谷間の村スランライアドル・イム・モナハント(Llanrhaeadr-ym-Mochnant)方向を望む景観。 

IMG_2482.jpg

フットパスをさらに山方向へ進むと...

IMG_0272.jpg

こんな景観も楽しめます。

IMG_0275.jpg

山頂へと続くフットパスは途中、牧草地にもなっていて、羊の姿も......。

IMG_0282.jpg
IMG_0278.JPG

滝から1時間30分ほどで山頂に到着。でも、タイミング悪く周辺は一気に雲に覆われてしまい、視界不良に。

IMG_0287.jpg

復路は別ルートで下山しました。

眼下には湖も見えます。

IMG_0294.jpg

湖まで下りると視界も良くなりました。

IMG_0311.jpg

こうして、約2時間30分のトレッキングが終了。

IMG_0354.jpg

最後に滝を麓から見るのも忘れずに!

橋の上から見上げる滝は圧巻の迫力です。

IMG_2507.jpg

ピスティス・ライアドゥルは年中人気のスポットですが、特に春先が冬の雨で水量も多く、周囲の木々にはまだ葉が付いてないため写真撮影には最高といわれてます。でも、やっぱり個人的には夏がおすすめ。

ぜひ、お訪ねの際にはゆっくり、周辺の散策もお楽しみください。

ただ、地元の人たちはライアドゥルではなくラエドァと発音するので、道を尋ねる際にはご注意を。

■ ピスティス・ライアドゥルへの行き方

・ ロンドン・ユーストン(London Euston)駅から鉄道でバーミンガム・ニュー・ストリート(Birmingham New Street)駅で乗り換えてウェルシュプール(Welshpool)駅へ(約3時間30分)。

・ ウェルシュプールのハイ・ストリートからスランライアドル・イム・モナハント(Llanrhaeadr-ym-Mochnant)村行きの76番バスで約40分。

・ 村からは滝までは約6.4km、徒歩1時間30分。B&Bの送迎サービスまたはタクシー利用がおすすめ。

■ Pistyll Rhaedr

・ 住所: Llanrhaeadr-ym-Mochnant, Powys SY10 0BZ

筆者

イギリス特派員

June

60カ国以上の渡航歴あり。2016年、結婚を機に英ウェールズへ移住。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。