【日本】三重県のおすすめスポット② グルメと癒しを満喫!「VISON(ヴィソン)」

公開日 : 2022年07月16日
最終更新 :
筆者 : June

シュマイ! こんにちは!

気付けば、7月も半ば......過去最高の熱波がやってくるとここ数日、大騒ぎのウェールズですが、それでも多くの人が海や山でこの暑さを楽しんでます。

さて、今回も少し前にはなりますが、5月に日本へ一時帰国した際、訪ねた三重県の観光スポットを紹介します。

2021年7月にオープンした「VISON(ヴィソン)」は伊勢神宮から車で約20分、スマートインターチェンジ直結の好アクセスな日本最大級の新リゾート。

海外旅行がまだ難しい今、ぜひ機会があれば足を運んでみてほしいおすすめの場所です。

■ 『癒・食・知』がテーマの美しい村「VISON(ヴィソン)」

三重県の中央部に位置する多気町は昔から「多くの気(木)を育む場所」と言われている山や緑に囲まれた自然豊かな土地。

そんな地方の田舎町にコロナ禍の2021年夏、大型商業施設「VISON(ヴィソン)」が誕生しました。〈以下、ヴィソンと省略〉

広大な敷地には9つのエリアがあり、ホテルや温浴施設、ミュージアムの他、さまざまなジャンルの飲食店や土産店が勢揃い!

どこから見てまわろうか??初めて訪れたらきっと、誰もが戸惑うはずです。実際、私たちもそうでしたから(笑)。

そこで各エリアの特徴を紹介しながら、立ち寄った店や人気のグルメ、癒しをリポートします。

□ マルシェ・ヴィソン(Marche VISON)

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▲ ヴィソンの玄関口「マルシェ・ヴィソン」

まずは麓の大駐車場から最も近いエリア、マルシェ・ヴィソンから。

各所に大きな案内板も設置されてますが、散策に便利なVISONマップを建物入口にて入手しましょう!

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▲ マルシェ入口に用意されているVISONマップ

マルシェ・ヴィソンはミシュランガイド・パリ1つ星のオーナーシェフ手島竜司氏が手掛ける産直市場。

地元の生産者が入れ替わりで出店する「軽トラマルシェ」や、三重県産の松阪牛、伊勢エビ、アワビなど海の幸、山の幸が一堂に集結してます。

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▲ たくさんのトマトが並ぶ軽トラマルシェ

さて、何から食べよう?!ワクワクしながら、漁師さんの店「第十八甚昇丸」やマグロの解体ショーが人気の店「脇口の鮪」をのぞき、鳥羽の海女さんの店「海女小屋なか川」へ。

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▲ 新鮮な海の幸を目の前で調理

まずは人気メニューの焼き貝セットをいただきました。

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▲ 海女小屋なか川の「焼き貝セット」1,500円(大アサリ、牡蠣、ヒオウギ貝)

続いては炭火焼の香ばしい匂いにつられ、肉屋台の「バラック(baraque)」へ。

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▲ 行列ができていた「肉屋台バラック」

看板メニューの松飯炭(マンハッタン)はトリュフご飯に松阪牛を使用した炭火焼きハンバーグと卵の黄身のようなバターがトッピングされたオシャレなカップ飯です。

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▲ 松飯炭(マンハッタン)1,000円

また、このマルシェ・ヴィソンでは購入した食材を屋外のテラスでバーベキューしていただくこともできます。

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▲ バーベキュー「rue de Terrasse」3,000円(1テーブル料金:2時間半)

週末とあって、この日も多くの家族連れや友人たちがにぎやかにバーベキューを楽しんでました。

□ スウィーツ・ヴィレッジ(SWEET VILLAGE)

マルシェ・ヴィソンを通り抜けると次はパティシエ辻口博啓氏プロデュースのスウィーツ・ヴィレッジ。

ここには厳選した素材で独自の製法によって作られたスイーツが楽しめるパティスリー・カフェや店内の石臼で挽いた三重県産小麦を使った焼きたてパンが並ぶベーカリー・カフェの他、チョコレートショップがあります。

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▲ 美味しいスイーツやパンが楽しめるスイーツ・ヴィレッジ

また、店舗横には苺とカカオを実際に栽培しながら、研究するための「カカオハウス」と「いちごハウス」も併設。

食材へのこだわりを感じながら、美味しいスイーツを楽しめます。

□ アトリエ・ヴィソン(Atelier VISON)

スウィーツ・ヴィレッジの奥にあるエリアがアトリエ・ヴィソン。

陶芸家・造形作家の内田鋼一氏がプロデュースする器や調理道具をテーマにしたミュージアムを中心に陶芸工房や珈琲店が並びます。

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▲ 「たった一杯で幸せになる珈琲屋」がコンセプトの猿田彦珈琲

東京・恵比寿に本店があるという珈琲専門店「猿田彦珈琲」ですが、伊勢神宮と縁のある猿田彦神社を勝手に想像してました(笑)。

ここでは土産としても購入できるヴィソン限定のコーヒー「伊勢国ブレンド」が人気なんだそう。コーヒー好きは要チェックです!

□ 和ヴィソン(WA-VISON)

ヴィソンの中心部にかかる歩道橋を渡るとすぐ左に広がるエリアが和ヴィソン。

食祭、旨味、蔵前の3つの広場に和食には欠かせないメーカー企業の工房や専門店、日本の味を堪能できる飲食店がずらりと勢揃いしてます。

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▲ 醤油蔵の直売店「伊勢醤油本舗」

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▲ 鰹節の店「削節本舗 伊勢和」

食祭広場にあるダイニングホール(食庭)はオシャレな雰囲気のフードコート。

手軽にグルメを楽しみたい人おすすめです。また隣には家族連れに人気の縁日屋台があります。

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▲ 軽食からガッツリ飯まで楽しめるダイニングホール

築地の老舗魚河岸「尾粂(おくめ)」は東海初出店。

世界初のオーダーメイドのだしパックを店内で作ることができる他、併設の食事処では無添加食材や調味料を使用した和定食やご当地サワーを提供していて、終日多くの人でにぎわう人気店です。

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▲ 人気の「世界にひとつだけのだしパック」コーナー

旨味広場のティールーム「ハッパ・スタンド(HAPPA ATAND)」は日本茶の専門店。

店内では美味しい日本茶はもちろん、お茶のアイスクリームや季節の上生菓子がいただけます。

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▲ 焙じ茶らて(アイス)550円、抹茶らて(ホット)600円

□ サン・セバスチャン通り

和ヴィソンの奥にあるのがサン・セバスチャン通り。

多気町とスペインのバスク地方にあるサン・セバスチャン市が「美食を通じた友好の証」を締結した記念に名付けられた通りです。

ここにはサン・セバスチャンで人気のバルやチーズタルト店の他、三重の老舗和菓子店などが軒を連ねます。

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▲ バスクチーズタルト店「エグノン」のオープンキッチン

ヴィソンで人気のお土産のひとつがこの「エグノン(EGUN ON)」のバスクチーズタルト。

世界三大ブルーチーズのフランス産「ロックフォール」を使った濃厚で不思議な食感の今までにない新しい味わいのチーズタルトです。

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▲ エグノンのバスクチーズタルト(1個400円:土産用は購入数によって割引有り)

店先にイートスペースもあるので、ぜひ、作りたてを味わってみてください。ちなみにタルトは焼き上がったあと、すぐに冷凍保存され、解凍してからいただく冷たいデザートです。

あずきバーで有名な井村屋の本社工場が三重県津市にあることはご存知でしたか?

そして、ここヴィソンにも井村屋の和菓子店があります。

店内には喫茶スペースもあって、季節の和菓子がいただけます。

おすすめは三重の日本酒「福和蔵」を使用した酒饅頭。

店頭では蒸したての芳醇な香りが広がる「酒々まんじゅう」を1個から味わえます。

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▲ 蒸したて酒々まんじゅう 芳醸菓(1個162円)

サン・セバスチャン通りを抜けると高台に建つホテルエリアへ続くエスカレーターがあります。

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▲ エスカレーターから撮影したサン・セバスチャン通り

□ ホテルエリア

ラグジュアリーで隠れ家のような離れのヴィラや眺望の良いテラス付きの客室が自慢のホテル、旅籠(はたご)と名付けられた簡易宿泊施設など、ホテルエリアは好みや用途に合わせて宿泊場所を選ぶことができます。

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▲ ホテル・ヴィソンのモダンな正面玄関

また、エリア内にはメインダイニングやバー、スパ・トリートメント、アウトドア・ショップ、クリニックも併設。

今回は日帰りだったため、利用しませんでしたが、次回はぜひ泊まって、のんびりヴィソンを満喫したいと思います。

□ 本草エリア

ヴィソン・ホテルより、さらに高台にあるのが「本草(ほんぞう)エリア」。

三重大学とロート製薬が共同開発した温浴施設「本草湯(ほんぞうゆ)」があり、施設内や周辺の薬草畑で栽培した薬草をヴィソン独自で調合した72種類の薬草湯が1年を通じて楽しめます。

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▲ ヴィソン自慢の温浴施設「本草湯」

休憩スペースは長さ7〜8mの竹を72本配置した落ち着いた雰囲気の和の空間。

入浴の合間を自由にのんびり過ごすことができます。

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▲ 休憩スペース「七十二候の間」

また施設内にはミネラルミスト浴やスパ・トリートメント、本草茶を提供するカフェの他、人気日本料理店のオーナー・笠原将弘氏が手掛けた「笠庵 賛否両論」があり、贅沢な癒しのひとときを過ごしたいカップルや大人に人気です。

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▲ スパ・トリートメント「TEUZUSIKI」の入口

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▲ モダンな雰囲気のショップやカフェ、レストラン(写真右奥)

そして、本草エリアには駐車場も併設されているので、広いヴィソン内を歩いて移動する必要はありません。私たちも麓の駐車場から、車で移動して、身軽に入浴を楽しみました。

旅や日頃の疲れを癒したい方、のんびり過ごしたい方にはおすすめの場所です。

□ 木育エリア

和ヴィソンの裏側、少し離れた場所に位置する木育エリアは「人と木が育む豊かな時間」をテーマに本物の木や森を見て、触れて、学び、遊ぶことができる体験・体感型施設です。

施設内では木工家や林業家、アーティストによるウッドクラフトなどのワークショップや森でのアクティビティイベントを多数開催。

また、キッズプレイグランドやライブラリーカフェもあり大人も子供も楽しめるようになってます。

□ 農園エリア

本草研究所の奥にある農園エリアはキューピー株式会社の協力により運営。

持続可能な農業システムやデザインを取り入れたオーガニック農園が広がり、農園内のレストランでは採れたての食材を使ったメニューを提供しています。

また、4輪バギーの走行体験が楽しめるバギーパークがある他、動物保護施設やペットホテル、ドッグランも併設されていて、愛犬と一緒に過ごすこともできるヴィソンならではの場所です。

□ ヴィソンへの行き方

・ 名古屋(名鉄バスセンター)・松阪駅・伊勢神宮・南紀方面からは三重交通の路線バス・高速バスをご利用いただけます。

また、夏休み期間中は名古屋・松阪駅・伊勢神宮からのバスを増発。

詳しくは三重交通バスのこちらのサイトでご確認ください。

□ VISON

・ 住所:三重県多気郡多気町ヴィソン672番地1

筆者

イギリス特派員

June

60カ国以上の渡航歴あり。2016年、結婚を機に英ウェールズへ移住。

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