新緑を訪ねて ‐立石寺
立石寺(りっしゃくじ)は通称山寺。正式には宝珠山立石寺。天台宗の古刹で貞観2年(860年)に円仁(慈覚大師)が開いたとされます。そしてこの寺を最も有名にしたのは俳人松尾芭蕉(1644-1694)の「閑さや岩にしみ入蝉の声」の一句ではないでしょうか。久しぶりの快晴に恵まれた日曜日(15日)、青葉若葉の生い茂るこの山寺を訪ねてきました。
茂吉は文学的(感覚的?)観点からアブラゼミ説を唱え、小宮は科学的根拠も加えてニイニイゼミ説を唱えました。茂吉は芭蕉が立石寺を訪れた時期(今の7月の始め)に現地での調査を試みたりもしましたが、多くの協力者によって得られた結論は小宮のニイニイゼミ説のほうがが正しかったということでした。
芭蕉のこの句を読んだ人はそれぞれ自分なりの蝉の声を当てはめ、ことさら蝉の種類を問題にすることはなかったのではないかと思います。私もアブラゼミを想像しましたが、他の蝉ではダメなんでしょうか? そして7月のはじめにもう一度山寺を訪れてみる積りです。その時、蝉の声が録れたら改めてリポートしようと考えています。蛇足ですが、古池に飛びこんだのは何蛙だったんでしょうね?
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