冷しラーメン ‐山形のうまいもの

公開日 : 2011年08月19日
最終更新 :
栄屋本店.jpg

昨日、混雑を避けるため昼時を外して行ったのですが、それでも店の前には客の列。入り口の脇には順番待ちの客のために冷たい飲み水が用意してあるほどの人気店です。

前記事で紹介したように、山形のそば店ではたいていラーメン(中華そば)類も食べることが出来ますが、当店も元々、いや今も普通のそば店なのですが、冷しラーメンが大当りしたため、今は普通のそばも食べられるラーメン店のイメージですかね。

冷しラーメン.jpg

写真でご覧のように、具は普通のラーメンとほぼ同じですが、胡瓜のスライスが載っていて、スープに氷が浮いています。麺を啜り、胡瓜をかじる清涼感はなかなかのもの。麺は太目のストレートでコシは強めです。季節性のある冷し中華などと違い、当店ではオールシーズン食べられます。

開発に際してはスープに一番苦労したとか... と言うのも冷すと脂(あぶら)が固まってしまうからで、結局固まった脂は取り除き、脂分は他のもので補ったとか... 味は温かいラーメンと同じですが、非常にあっさりしています。私としてはもうちょっと濃い目の味付けが欲しかったのですが、とは言うもののクセになりそうで、今日も他の店で食べてしまいました。

有り難くない話ですが、山形市は2007年8月に岐阜県多治見市と埼玉県熊谷市の40.9℃に抜かれるまで、1933年7月から74年もの間、40.8℃という国内の最高気温の記録を持っていました。このような暑い土地柄のせいか、山形には冷しの文化があると言われます。すなわち「冷しラーメン」に「冷しシャンプー」、更に「水まま」(水漬け)などがありますが、尾花沢市出身のなでしこジャパン佐々木則夫監督のギャグも冷し文化の産物? 今後、どんな「冷し...」が出てくるか楽しみです。

冷しラーメン開発の経緯はここに詳しく載っています。

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