二人のサラ +1 - FISスキージャンプワールドカップレディース蔵王大会

公開日 : 2012年03月06日
最終更新 :
ジャンプ会場のゲート.jpg

スキージャンプワールドカップ女子は今季からの開催で、ヨーロッパ各地と日本を転戦し、全14試合が行われます。

本来は1日1試合ですが、先月、ポーランドで行われる予定だった2試合が悪天候のため中止となり、そのうちの1試合を今大会で受け入れることになったため、2日間で3試合が行われることになりました。3日は代替試合を含め2試合が行われ、しかも日本人選手の優勝試合を見ることができたので、3日に観戦した日本人観客は大いに満足したことと思います。

私は3日の競技をテレビで、4日は会場で観戦しました。競技開始は午前10時でしたが、9時から行われる予選(公式練習?)も見ようと早目に行ったのに、これはなぜか中止。その上、電光掲示板が使えない(故障とは言っていなかったが...)ということで、競技の成績を知るには場内放送だけが頼りということになってしまいました。

公式結果.jpg
一般観覧席.jpg

上天気は試合にも好影響をもたらすものと思いきやそうでもなさそうで、実際、3日の午後の試合では気温が上昇してインラン(Inrun, 助走路)の雪が溶け出し、試合続行が危険になったということで2回目のジャンプが中止になりました。2回目が行われていたら優勝の行方はどうなっていたのかということがあるので、優勝選手には好結果をもたらしたと言えなくもないのかも知れません。 

9日にノルウェーのオスロで行われる第14戦が最終試合ですが、4日までに行われた13試合のうち2回目が中止になった試合が、今回を含め3試合あります。ということなので2回目が中止になることは珍しいことではなさそうです。

休憩時間の観客.jpg
Julia KYKKAENEN(FIN).jpg
高梨沙羅.jpg

もらったリストに身長や体重のデータは載っていませんが、生年月日だけはしっかり記載されています。全員1980年代から90年代の生まれで、半数以上が90年代の生まれです。高梨選手の年齢を考えると、21世紀生まれの選手が現れるのもあと数年の内ではないでしょうか。

Seiko KOASA.jpg
Sara TAKANASHI 1st.jpg

写真を撮りながらの観戦は、あまり楽しくありません。撮影することに気を取られる上、カメラのファインダーを通して見ると、肉眼で見る時の「見た」という実感がなくなります。この目でしっかり見たいが写真も撮りたい、というジレンマに駆られ、両方同時に出来る虫の良い方法はないものかと考えたりもします。

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Sarah The Winner.jpg
表彰式.jpg
国旗.jpg
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場内放送でスキージャンプ女子のワールドカップは来年も蔵王で開かれるようなことを言っていましたが、その通りなら来季もまた観戦に来ます。

蔵王には昔、スキーをしに毎シーズン来ていましたが、スキーはいつしか何とはなしに止めてしまい、蔵王に来ることもなくなっていました。当時のゲレンデは沢山のスキーヤーで芋の子を洗うような混雑ぶりで、ロープウェイに乗るのも一苦労でした。

でもそんな時代はもう過ぎ去ってしまったようです。今はもうそんなことはないよ、と人に言われましたが、実際、帰りがけにゲレンデを見て回ると、休日なのにスキーヤーもスノーボーダーもパラパラ程度しかおらず、空のリフトがクルクル回っていました。

瀧山ゲレンデ.jpg

思う存分滑るにはうってつけの状況ですが、温泉やスキー場の関係者にしてみればたまったものではありません。スキー人口が減ったのか、客数が減っていることに加え、昨年の原発事故による放射能汚染の風評が観光客の減少に輪をかけているようです。

蔵王温泉はこのように厳しい状況にありますが、個人的には、昔ほど混雑しないのならまたスキーを始めようか、などと考えています。昔、人が多くて出来なかった10kmコースのノンストップ滑降が、今なら出来そうです。

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