紅葉狩(別名 湖沼めぐり)-蔵王中央高原の歩き方

公開日 : 2013年10月11日
最終更新 :

紅葉狩などと風雅なタイトルを付けましたが、その実、またまた山登り、山歩きの話です。

10月と言うのに日本各地は夏のような暑さに戻ったところもあり、山形も今頃にしては大分暑いのですが、そんなことにはお構いなく、山々の木々は着実に色付き始めています。

そんなわけで昨日、紅葉観賞に蔵王中央高原へと出かけました。まずは蔵王中央ロープウェイで鳥兜山(1387m)へ。標高900m前後の温泉街の辺りでは、樹木はまだ青々としていますが、1200m辺りから上は既に紅葉しており、山頂付近はそろそろ終わりかも知れません。

五郎岳と中央ゲレンデ.jpg
片貝沼と三宝荒神山.jpg

鳥兜山から三宝荒神山を目指し、南東へ1kmほど緩い下りの散策路(もしくは舗装された車道)を歩くと片貝沼に着きます。今回はこの光景見たさに登って来ました。三宝荒神山(1736m)の北壁が水面から400m近い高さで聳え立っています。絶景です。道があればあの急斜面を登って見たいものですが、そんなルートはないでしょう。ここには沼を取り巻く紅葉と水面に映る紅葉があり、そのうえ水底に沈んだ紅葉もあって、3倍の紅葉が楽しめます。

目玉沼と三郎岳.jpg

ここから先は下り坂です。

うつぼ沼とデッキ.jpg

5分ほどでうつぼ沼が見えてきます。近くまで行くと笹薮に遮られて見えにくくなるためか、ここにも見物用のウッドデッキが高い場所に造られています。この沼はさらに小さく、直径は2m足らずか。人が地面を掘って造ったような妙な感じのする水溜りです。

蔵王には思い付くだけでも大小10個余りの湖や沼や池がありますが、湖沼めぐりはこれまで。次は山登りです。

赤や黄色に染まった木々を眺めながら、また5分あまり歩くと五郎岳の登山口に到着します。反対側に三郎岳の登り口もありますが、この山は眺望が利かないらしく、登山口の表示はありません。

五郎岳の紅葉.jpg

五郎岳への登山道はこれまでの散策路では一番紅葉が楽しめます。息を切らしながらでも早足で登れば、5分ほどで頂上に着きます。

五郎岳山頂.jpg
五郎岳から西.jpg

湖沼めぐりはドッコ沼もコースに入りますが、今回は紅葉見物が主目的。五郎岳を下りた後は舗装道(車道)を歩いて鳥兜駅に戻り(所要30分)、ロープウェイで下山しました。約2時間半の山歩きでした。今月下旬には蔵王温泉街も朱に染まるでしょう。

ザンゲ坂付近の紅葉.jpg

ところで、実は3日前(8日)にも三宝荒神山へ紅葉を見に登ったのですが、もう盛りは過ぎていたようでした。そこで熊野岳へ向かう途中の鞍部にあるワサ小屋跡まで行き、蔵王沢の紅葉を遠見して帰って来ました。蔵王には今年中にまだ何度か登る予定です。

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