紅葉、始まりました-南蔵王

公開日 : 2015年09月16日
最終更新 :

8月は余りの暑さで外に出る気になれず、9月になったら連日雨天。ようやく待ちに待った晴天になるという予報を当てにして、先月末、濃霧のため途中撤退した南蔵王縦走に再トライしました(14日)。

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御釜周辺の熊野岳(1840.5m)や刈田岳(1758m)、地蔵山(1736m)のある辺りを中央蔵王、それより北、名号峰(1490.9m)や雁戸山(1484.6m)方面を北蔵王、また南の屏風岳(1825m)や不忘山(1705.3m)へと続く一帯を南蔵王といい、中央蔵王と北蔵王は山形宮城の県境にありますが、南蔵王は100パーセント宮城県です。

写真左は南蔵王方面(7月22日刈田岳から撮影)。中央手前から奥へ前山、杉ヶ峰、南屏風岳。 左奥は屏風岳。写真右は中央蔵王の刈田岳、熊野岳、五色岳。 山腹のジクザグは蔵王ハイライン。下を横切る線は蔵王エコーラインです。

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ハイライン入口の駐車スペースに車を置き、刈田峠の登山口から出発しました。前山(1684m)を越えて見えた杉ヶ峰(1744.9m)は予想以上の色付き。この辺りで振り返ると前から3番目の写真のような光景が望めます。

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出だしが遅かった(10時)ので今回の山歩きは宮城県の最高峰屏風岳まで(の積り)。頂上までは杉ヶ峰を越え、芝草平(宮城県内最大の湿原. 写真左)を過ぎてほぼ2時間。ところが頂上に着くと濃霧のせいで眺望なし。時折、霧の晴れ間から水引入道(1656m )や馬ノ神岳(まのかみだけ 1551m)が垣間見える程度。そこで予定変更。更に1.5km先の南屏風岳(1810m)まで行ってみることにしました。

花の盛りはとっくに過ぎたものの、リンドウだけは登山道に沿ってどこまでも続いて咲いていました。

山に登るたびに思うことがあります。それは動物なら身一つでどこへでも行けるのに、人間は飲食物や衣類は元より、場合によっては布団(寝袋)や家(テント)まで持ち歩かなければならず、はなはだ難儀なことだと。だからといって人間以外の動物に生まれりゃ良かったというわけではありませんが...。

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この先は1732mのピークから鎖場の急斜面を下ることになるのですが、一休みしている10分足らずの間に霧が濃くなって来て、目の前にあった不忘山が消えてしまいました。来るなと言われたわけではなさそうですが、帰りの時間を考えると日のあるうちに戻れなくなりそうで、ようやくここで引き返す気になりました。縦走は完遂できなかったけど、また来るよ。

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帰り道は遠かった。往復10数キロの山道を、荷物を背負い、大した休憩も取らずに歩くこと7時間。すでに両脚が荷物のようになっています。帰って車から降り立った瞬間、膝に力が入らなくてくずおれそうになり、ヤベーヤベー、もっと体を鍛えなきゃ!

南蔵王縦走路はそれほどキツイ、危ない、の場所はなく、私も含め山歩き初心者の方にもおすすめのコースです。

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