横浜散歩 中華街での甘栗の買い方
横浜と言えば中華街での食事や買い物を楽しみに来られる方も少なくないと思いますが、
中華街であちらこちらからかかる「甘栗いかがですか〜」の呼びかけにうんざりしたと言う
方もいらっしゃるかもしれません。
先日、横浜中華街にこんな看板が立てられているという情報を聞きつけ、それ程深刻な
問題なのか、実状を確かめることにしました。
調査の流れとしては
1.甘栗を売るお姉さん、もしくはお兄さんが試食用に配っている暖かい甘栗を
受取る。
2.甘栗をもらって、ふらふらと売店の前に誘導される。
(もしくは自ら、すすんでふらふらと売店の前に。)
3.甘栗の値段を確認する。
4.しばし、購入を考えた後、「帰りによりますね。」、「少し、考えますね。」、
「一回りして又来ますね。」などと言葉を濁して、売店の前から離れる。
この時、強引に売りつけられたりするのでしょうか。
試食をもらうと断わるのが申し訳なく感じてしまう典型的な日本人タイプの私。
今回、甘栗を買う気はまったくないのですが、何袋買うことになるのでしょうか。
コースは中華街大通り→南門シルクロード→関帝廟通り→長安道。
中華街の大通りをぐるっと一周することにしました。
春節祭で賑わう土曜日の昼間、調査をしてきました。
<結果発表>
コースを1周してもらった甘栗の数は全部で9個!。
(中華街にはもっと多くの甘栗の屋台が出ています。)
そのうち、断わりきれなくて購入した甘栗の数はなんと・・・・ゼロ!
店の人に押し付けられたり、引きとめられたりすることは一切ありませんでした。
結局、1袋も購入しなかったので、袋の中身の品質まではわかりませんが、どこの
栗もほとんど大きさは変わらず。とってもおいしかったです。
というわけで、安心して試食の甘栗を受取っていただき、おいしかったら購入を
考えていただければ良いと思いますが、中華街での甘栗の販売方法はちょっと
変わっているので、その購入方法についてご紹介したいと思います。
<中華街における甘栗の購入方法>
1.中華街を歩いていると甘栗を売るお姉さん、もしくはお兄さんが試食用に焼きたての
暖かい甘栗を手渡してくれます。
「お姉さん、どうぞ〜。」
2.甘栗をもらうと、売店の前に導かれます。
甘栗を味見してみて、購入を考えても良い場合は売店で値段を確認してください。
3.甘栗の値段を説明されます。
定価売りの聘珍楼以外、グラム数は曖昧。袋の大きさで値段が分かれます。
一般的に1000円、1500円、2000円。
☆ここから、甘栗屋さんのパフォーマンスが始まります。
「サービスするからちょっと見て。」
(1) 1500円の中袋に1000円または1500円の袋に入った甘栗をざざ〜っと入れる。
注)この時点でどちらの袋にも半分程度の量の甘栗しか入っていなかったり
するので、溢れる心配はありません。
(2) 次にかごから甘栗を取り出し、何度か派手に袋に投入。甘栗を袋山盛り
にします。
注)お店によっては硬い袋を使用し、下が膨らまないように片手で押えている
場合があるので要注意。たっぷり入れてもらってください。
(3) さらに、ここで購入を迷っているともう一盛りサービスしてくれたりもします。
4.味や大きさ、値段、量など、十分確認した上で、納得できた場合だけ購入して
ください。(信頼できるお店を選ぶのもポイント。)
もちろん、この段階で断わることもできます。
「今だけ半額!」という呼び込みも見かけますが、実際に金額が半分になるのか、
量が倍になるのかは残念ながら不明です。
天津甘栗の屋台もまた中華街の顔。
あの売り方が異国情緒を感じさせる。と言えなくもないので、甘栗を買うときには
是非、交渉を楽しんでください。
間違っても、財布を広げた状態で交渉をしないように。
↓こちらは定価定量の聘珍樓。撮影させてもらった上に試食用の甘栗までいただきました。
でも、もし中華街で困ったことがありましたら、中華街大通り入り口、JR駅側には
ド派手な加賀町警察署、MM線側には交番がありますので、すぐに声をかけてくだ
さいね。
<加賀町警察署>
夜も明るく、待ち合わせにも便利です。
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