山下公園 氷川丸

公開日 : 2012年05月02日
最終更新 :

ゴールデンウィークの前半はなんとか天気が崩れずに済んだ横浜。

後半は4日以降は晴れ間が見られる予報となっています。

さて、横浜に来たら一度は山下公園に行かれたことがあるのでは

ないかと思いますが、山下公園に係留されている船を覚えていら

っしゃいますか。

「氷川丸」です。

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昭和5年にシアトル航路用に建造された貨客船で、太平洋戦争前には

喜劇王 チャーリー・チャップリンも乗船しました。

豪華客船と言えば今やプールあり、カジノあり、シアターありと

なんでも揃い、移動する大型ホテルのようですが、当時の船旅は

どうだったのでしょうか。

氷川丸では当時の様子が再現されており、船内を見ることができます。

◇ 一等船客専用ダイニングサロン ◇

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1937年、秩父宮両殿下が乗船された時のディナーの一部が再現されて

います。

◇ 一等客室 ◇

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客室に華を添える毛布に気づかれましたか?

長い船旅の乗客に喜ばれたこの「飾り毛布」には何十種類もの折り方があり、

その技術は代々、給仕から給仕へと受け継がれたそうです。

◇ 一等特別室 ◇

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こちらがチャップリンや秩父宮両殿下も利用したスイートルーム。

窓のステンドグラスがまた美しい。

◇ 一等社交室、喫煙室 ◇

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一等客専用の社交室や喫煙室のほか、子どもを預かる児童室や

図書室なども設けられています。

氷川丸では三等客室も公開されていますが、一等客室との違いに

少々驚かれるかも。

三等客室があるエリアは船客エリアと区画され、自由に行き来する

ことはできませんでした。食事も焼き魚などの日本の家庭料理だった

とか。タイタニックの映画を思い出します。

◇ 操舵室・船長室 ◇

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この他、機関室や屋外デッキからの眺めも見どころ。

展示室ではチャップリンの好物や船客に人気のあったイベント

などが紹介されており、当時の様子を垣間見ることができますよ。

昭和35年、第一線を退くまでに太平洋を254回横断し、船客数は

2万5千余名にものぼるという氷川丸。

山下公園を訪れた際には氷川丸の船内を見学してみてはいかが

でしょうか。

【開館時間】 10:00~17:00(入館は16:30まで)

【休 館 日】 月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)、臨時休館日

【入 館 料】 一般 200円、シニア・小中高生 100円、障がい者 無料

        ※日本郵船歴史博物館とのセット券あり。

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