【イギリス・ヨーク在住】おすすめの観光スポット4選!

公開日 : 2021年07月21日
最終更新 :
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新型コロナウイルスが猛威を振るっておりますが、事態が収束したあとの、旅行の参考にしていただけるような情報や、イギリスのヨークを旅行した気分になれるブログを目指して執筆しております。

今回はイギリスのヨーク在住者がおすすめする観光スポットを4つ紹介します。

ヨークは中世に建てられた城壁に囲まれた小さな町です。主要観光スポットはすべて歩いて回ることができ、1日の滞在でも十分に楽しむことができます。

■Shambles ―シャンブルズ―

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ヨークの一番有名な通り、シャンブルズは、映画『ハリーポッター』に出てく る、ダイアゴン横丁のモデルとなったと言われている通りです。この通りの歴 史は古く、中世14世紀にさかのぼります。

写真をご覧になるとわかると思うのですが、木造の建物が道に反りだすように特殊な形をしています。冷蔵技術のなかった時代、この通りに面した肉 屋さんが、肉の陳列棚から直射日光を避けるよう、このような特殊な建物の 構造になっています。シャンブルズはほかの通りに比べて、日光が遮られ るため、夏でも涼しく過ごしやすい温度です。

シャンブルズはイギリスで最も美しい通りとして、 Google Street View Awards に選ばれたことがあり、通りには写真を撮るたくさんの人でにぎわっています。

現在通りに並んでいるお店で中世から残るような古いものはありませんが、ファッジ専門店や、さまざまな茶葉を取り扱うティーショップ、ハリーポッターのグッズのお店などがあり、ヨークでおみやげを買うならぴったりの通りです。またカフェやレストランもあるので、買い物や散策のリフレッシュをすることができます。

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そして、通りの隣にある Shambles market には、ローカルの野菜やフルーツ、肉や魚などヨークのフレッシュな食材が集まります。 フードコートも併設されていて、ケバブ、アジアンフード、ホットドッグなどの軽食も楽しむことができます。シャンブルズと合わせておすすめのスポットなのでぜひ訪れて欲しいです! また、マーケットとフードコートは毎日9時から17時まで開いているので、平日・休日問わず観光ができるのもおすすめポイントです。

■Shambles, York

■York's City Walls Trail ―ヨークシティウォールトレイル―

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ヨークは中世の13世紀にかけて建設された城壁に、町全体が囲まれてい ます。全長3.4kmの城壁を歩いてまわることができる、ヨークシティウォールトレイルはヨークを観光するうえで欠かせないスポットになっています。だいたい2時間ほどでヨークの中心を一周することができます。城壁はすべてが繋がっているわけではないので、途中で城壁から町の方に出て、ふらっと近くのカフェやパブに、寄り道するのがおすすめです。

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また、3月から4月にかけては城壁の周りに水仙が咲き、ベストシーズンと言われています。水仙の黄色と新緑の緑のコントラストがとてもきれいです。短い期間ですが、この時期のイギリスは天候のいい日が多く、気温も日中は暖かいので、観光するにはぴったりのシーズンとなっています。ぜひ水仙の咲く時期にヨークを訪れてみてください。

現在はコロナウイルスの対策として、城壁内は一方通行となっています。そして入口と出口が限られているので、入退出の際は注意が必要です。変更される場合もあるので、訪れる際には、こちらのウェブサイトをご覧ください。簡単な地図が載っています。

■York's City Walls Trail

■York Minster ―ヨークミンスター―

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町のシンボルであるヨークミンスターは、中心に位置し、駅から徒歩約15 分。主要観光スポットであるシャンブルズやシティウォールからもすぐです。

ヨークミンスターは7世紀より、イングランド北部の中心、イングランド国教会 の大聖堂として礼拝が行われています。1220年から1472年の250年も の歳月をかけて、現在の形に建設されました。戦争や火事などで何度も焼かれていますが、そのたびに修復され、きれいな形を保っています。現在も修復工事が行われている箇所があり、修復現場を見ることができます。

ゴシック様式の本堂には身廊(しんろう)、北・南翼廊(よくろう)、参事会集会 所、地下にはミュージアムがあります。ヨークミンスターは高さ72mを誇る壮大なスケールで、ヨークで一番の高さであることはもちろん、ヨーロッパで最大の大聖堂のうちのひとつとして知られています。

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ちなみに、身廊とはキリスト教聖堂の入口から祭壇までの中央の細い通路 のことで、参拝者の椅子が並んでいる場所のことです。翼廊とはゴシック建築の教会、大聖堂などの建築様式の用語で、教会・大聖堂の本体から飛び出した部分のことを翼廊と呼ぶそうです。

北側翼廊に位置する Five sisters Window のステンドグラスはたいへん貴重なもので、中世に作られたステンドグラスの中で現存するもののうち、世界一の大きさを誇ります。そのため第一次世界大戦中には大聖堂の窓から外され、安全な場所に保管されていたため、現在も状態がいいままのステンドグラスを見ることができます。

地下のミュージアムにはヨークミンスターに関する歴史などが展示されてい ます。大聖堂、ミュージアム、そして最後にはヨークミンスターのグッズを取り 扱うショップもあるので、全部見て回るのに、最低でも1時間30分はかかると思います。ちなみに、もしヨークで道に迷ってしまったら、まずミンスターを探してください。その方向に歩いていくと中心地に出られて便利です!

■York Minster

■City Cruises York - Sightseeing Cruises ―シティークルーズ―

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魅力的な観光スポットがたくさんあるヨークですが、時間に余裕があったら、ぜひ訪れて体験していただきたいのが、ウーズ川でのクルーズです。ヨークはウーズ川に隣接した都市で、中心地から少し歩くと、たくさんの自然が広がるのどかな場所です。シティークルーズにはさまざまな種類があるので、いくつか紹介します。

■Daytime Sightseeing - York City Cruise

10:30から15:00の昼の時間帯で、45分間と1時間のクルーズが選べます。明るい時間帯なので、景色を楽しみたい方、写真を撮りたい方におすすめです。

■Evening Sightseeing - Early Evening Cruise

夕方から夜にかけて実施される1時間のガイド付きクルーズです。まだ明るい時間帯から出発するので写真もきれいに撮れますし、最後のほうには日も沈み、ロマンチックな雰囲気も味わえる一石二鳥のクルーズです。

■City Cruises York Lunch Cruise

ランチが付いた1時間半の贅沢クルーズです。11:30に乗船し、12:00から2コースのランチが提供されます。こちらは予約が必須です。

■City Cruises York Floodlit Evening Cruise

町がイルミネーションで輝く頃の70分間のクルーズです。船上にあるバーにて、1ドリンクとビスケットのサービスがあります。20:45から乗船が開始され、21:15に出航し22:25に港へ戻ってきます。

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すべてのクルーズは2021年5月17日から運航開始予定です。

また、天気のいい日には、川沿いに並ぶレストランやパブのテラス席がいつもにぎわっています。また、川べりに座って、ビールを飲みながらフィッシュアンドチップスを一緒に食べるのもおすすめです。

5月現在のイギリスはレストラン、カフェ、パブなどはテラス席に限り再開しています。また屋外で6人以内のグループでの集まりが許可されています。今回掲載した内容、写真は過去のものも含んでおります。コロナウイルスの影響で営業時間などが変更される場合もありますので、旅行の際は最新情報の確認をお願いいたします。

■City Cruises -York-City Experiences

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