与論島、世界自然遺産奄美トレイル 与論島エリア を散策してみよう

公開日 : 2019年06月19日
最終更新 :

こんにちは。

与論島特派員はなアンニャーです。

与論島では、1年に1度、秋頃にヨロンパナウル健康ウォークという、与論島を歩くイベントが開催されます。

そのときに歩くコースの一部が、『世界自然遺産トレイル』に選定され、2018年に開通しました。

本日は、『世界自然遺産トレイル』の与論島エリアについて紹介します。

世界自然遺産トレイルとは?

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世界自然遺産トレイルとは、喜界島~奄美大島~徳之島~沖永良部島~与論島の奄美群島をつなぐ長距離の自然歩道のことです。

亜熱帯の森や白い砂浜、サンゴの石垣のある集落など、奄美ならではの自然や文化に触れ合うことのできるコースを地域の人と一緒に選んだものだそうです。

この奄美トレイルは

・自然や人とのつながりを感じる心を育む道

・地域住民が地域の誇りを再確認し、地域を元気にするきっかけになる道

・奄美群島の島々のつながりを深める道

として、世界自然遺産登録をめざしています。

平成29年度に最初の部分開通を行い、その後順次部分開通を重ね、平成33年度の全線開通を目指しています。

トレイルのルール

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トレイルにはルールがあります。

①自然は大切に

動物や植物は持ち帰らず、見るだけにしましょう。思い出や写真に残します。

奄美群島の珍しい動植物の多くは、法律などで守られています。それらの生き物を捕まえたり、採取した場合は、罰則などが科せられます。

②ごみは持ち帰る

自分の出したごみは、必ず持ち帰ってください。また、落ちているごみを拾うようにこころがけ、みんなが気持ちよく楽しめるトレイルにします。

③ルート上を歩く

マップのルート外の森や畑、人家の中は歩かないようにします。特に、不用意に草むらのなかに入ると、貴重な植物を踏みつけてしまうことに・・・

与論島にはハブはいませんが、奄美大島などにはハブが普通にいるので、かまれてしまうこともありますよ!

④気遣いある利用を

他のトレイル利用者や、地元のひとに配慮して行動しましょう。

奄美自然遺産トレイル 与論島エリア

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奄美トレイルの与論島エリアは、A~Cの区間の三つに分かれています。

《Aコース 茶花集落・トゥマイ海岸コース》

このコースは、高低差もなく、比較的歩きやすいコース。

市街地から近いのもおすすめポイントです。

こちらは、夕焼けが最高にキレイに見えるスポットが多く、映画『めがね』のロケ地にもなった、ヨロン島イレッジやトゥマイビーチなどが有名です。

晴れていれば、お隣の沖永良部島もよく見えますよ!

《Bコース 寺崎・皆田・大金久海岸コース》

このコースは、与論島のきれいな海に一番近づけるコース。

こちらも高低差はあまりありません。

島の東側なので、朝早くでかけて、朝日を浴びるのがおすすめ。

朝日を見ながら、波の音だけが聞こえるなかで砂浜を裸足で歩いてみたり、ビーチヨガを楽しむ人もたくさんいます。

心もカラダも癒されて、与論島のエネルギーを吸収できます。

隠れパワースポットの、枯れない水『鳩の湖』を探してみたり、幻の浜『百合ヶ浜』へグラスボートに乗っていくのもいいですね!!

《Cコース 寺崎・城集落・ビドウコース》

Cコースは、他のコースとくらべて、高低差がけっこう激しいコース。

与論島に初めて、人が降り立ち、住み着いた場所と言われている寺崎海岸からスタートし、ご先祖様が島の内部へと住居を移動していった歴史をたどれるコースとなっています。

与論島の頂上である、与論城跡や与論民俗村、サザンクロスセンターなど、与論島の歴史が学べるスポットがたくさんあります。

最後のビドウ遊歩道には、ヨロン駅、愛の鐘などの観光名所もあります。

パナウル健康ウォークでは、このビドウ遊歩道がコースになっています。

与論島を歩くときの注意事項

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秋は、風が気持ちよく、寒くもなく暑くもなくちょうどいい天気なので、奄美トレイルを歩くには最適な季節です。

冬は、内地ほどではないですが、それなりに寒くなり、風も強い。そして、天気が不安定。

夏は、暑すぎてちょっときついでしょう。

なので、歩くなら春か秋がおススメ!

また、与論島にはそこらじゅうにお店やカフェなどの休憩できる場所があるわけではありません。

自動販売機はあっても、稼動していないものもけっこうあります。

水分を必ず持参して歩いてください。

冬でも、日差しが強い日はけっこう暑く感じます。

脱ぎ着しやすい上着を用意しましょう。

そして、1年中紫外線が強いので、日焼け止めと帽子は必須アイテム。サングラスがあれば、なおよし。

公衆トイレは意外と、たくさんあるのは与論島の自慢でもあります。

もしも、万が一、困ったことが発生した場合、まわりに誰もいない場合も多々あると思います。

重要な機関やタクシーなどの電話番号はあらかじめ、メモしておくといいですよ。

日ごろ、車や電車での移動が多い(与論島に電車はないですけど・・・)と、見えていないものがたくさんあります。

歩くことで、意外なものを見つけたり、気づいたりできます。

普段出会えない人と出会えることも。

どんどん、歩いて、与論島のいいところをアナタが発見してみてください!!!

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