ゆきとぴあ七曲 花嫁道中
みなさんはじめまして、雄勝S・Aと申します。
今回は毎年1月の最終土曜日に秋田県羽後町で開催されております「ゆきとぴあ七曲 花嫁道中」についてご紹介したいと思います。
秋田県羽後町は秋田県内でも有数の豪雪地帯で、山間部の積雪量は2メートルを超える事もしばしばあります。
「ゆきとぴあ七曲」の歴史は、町制施行30周年の年の夏に「うご牛まつり」が初めて開催され、当時の役場職員と町の商工農の青年たちが「町の主要道路であった七曲峠でスキーレースをしよう」と思いついたのが始まりです。
「ゆきとぴあ七曲」の前夜祭として「花嫁道中」が行われておりました。
羽後町田代地区は昭和30年代までは冬期間は通行止めになってしまうため、当時は冬期の交通手段がないため、歩きか馬そりを使用する生活でした。
昭和30年代の花嫁道中というのは花嫁花婿、仲人、送り人、迎え人が馬そりに乗り、ケラを着た一行が3組の長箪笥を乗せたそりをひいて行われたそうです。
現在行われている「花嫁道中」は、羽後町役場近くにある道の駅うご端縫いの郷から田代地区の旧長谷山邸までの約12キロの道のりを、約5時間かけて歩く昭和30年代当時の花嫁道中の様子を再現したものです。
毎年、花嫁花婿は町内外から公募で募り選ばれたカップルが「花嫁道中」の主役になります。
道中の通過点では、地域の方々によるとん汁やあま酒の無料サービス、各休憩所で立ち寄った花嫁花婿によるもちまき、みかんまきなどが行われ、最大難所の七曲峠に到達します。
馬そりをひく馬からは全身から汗が湯気のように立ち上がりその様子をカメラに収めようとアマチュアカメラマンなどが一斉にシャッターを切る姿は圧巻です。
花嫁道中一行が七曲峠を登る頃には日が暮れはじめ、峠の雪の回廊には約4000本の雪の灯ろうに灯りが灯されて何とも幻想的です。
七曲峠頂上では花嫁花婿がローソクを形取った「ビックキャンドル」 に点火するセレモニーが行われます。
花嫁道中は約5時間後、田代地区旧長谷山邸前に到着し、地元住民の皆さんや観光客など約1000人もの方々が花嫁道中の一行を出迎えます。
花嫁花婿によるもちまき、みかんまきが行われた後、旧長谷山邸内で結婚式と良縁祈願祭が行われ、旧長谷山邸後方から花嫁花婿を祝福する冬花火が打ち上げられてフィナーレを迎えます。
みなさん、1月最終土曜日は羽後町の「ゆきとぴあ七曲 花嫁道中」へお越し下さい。
ゆきとぴあ七曲花嫁道中のお問合せは
羽後町役場企画商工課 観光担当
秋田県雄勝郡羽後町西馬音内字中野177
TEL 0183-62-2111
「ゆきとぴあ七曲 花嫁道中」の詳細スケジュールは⇒こちら
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