クリスマスローズの聖地 クロアチア
ところで「クリスマスローズ」と聞いて、みなさんはどんなお花を想像されるでしょうか?
私は実家の庭に植わっていたクリスマスローズは、みどり色かかったうすいピンク色の花だったので
「みどり色の素朴なお花」というイメージがありました。
ですが、ご夫婦に頂いた本(「クリスマスローズのすべて」/NHK出版 編)を見てビックリ!
鮮やかなピンク、きいろ、しろ、あか、ブルー。。。そして、カラーの混ざったものまで...。
色も形もそれぞれ、本当にたくさんの種類のクリスマスローズが存在します。
色の鮮やかなものや見た目がゴージャスなものは、交配によって作られたものがほとんどで
原種は色も見た目はシンプルです。
交配種のものと比べると華やかさには欠けるかもしれませんが、原種には独特の素朴な美しさがあります。
(気になる方はネットで「クリスマスローズ 原種」と検索してみてください)
そんな原種の野生のクリスマスローズが、クロアチアをはじめとするボスニアやスロベニアなど
バルカン半島地域に多く自生しています。(その他、中国やトルコ、イタリアなどにもあるそうです)
クロアチアには世界最多の7種類の原種、以下の名前のクリスマスローズ(ヘレボルス)が存在します。
(Hは「Helleborus(ヘレボルス)」の略です)
H・Atororubens アトロルーベンス
H・Croaticus クロアチカス
H・Dumetorum デュメトルム
H・Multifidus ムルチフィダス
H・Odorus オドルス
H・Torquatus トルカータス
H・Niger ニゲル
お隣のボスニアには3種類、スロベニアには6種類、モンテネグロには2種類。。。
セルビアやギリシャなど、他のバルカン半島諸国にも自生しています。
ご夫婦のお話によると、クリスマスローズの他にもクロアチアやボスニアの野山には、
お花が好きな方ならとても興味がそそられるたくさんのお花が自生しているとか。
「クリスマスローズの聖地」に住みながら、そんなことはちっとも知らずに暮らしていた私ですが
お話を聞いて、マーケットに並ぶお花や野山に生える植物に興味を持つようになりました。
もともと植物が好きですが、あのステキなご夫婦にお会いする機会がなければ
またこんなにお花や自然に興味を持つこともなかったと思うので、素敵な出会いに感謝です。
気候もとても良くなってきたことですし、近々また近くの野山の散策にでも出かけようと思います♪
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