復活祭の風物詩 「osterhase」
4年前の3月末日に、ここチューリヒでの暮らしをスタートさせた私。
スイス各地のスーパーで、うさぎの形をしたチョコレートが販売されているのを見かけると、
懐かしいなぁと、こちらに住み始めて間もないころの気持ちを思い出します。
このうさぎ型のチョコレート「osterhase」は、キリスト教の復活祭の風物詩です。
ドイツ語で「oster」は復活祭、「hase」はうさぎを意味します。
復活祭とは、十字架にかけられて死んだイエス・キリストの復活を祝う、キリスト教最古の祭りのこと。
(キリスト教では、十字架に架けられたイエス・キリストが、数日後に復活したとされています。)
今年の復活祭は、4月4日。
復活祭の日にちは、その年毎に異なります。
これは、復活祭がもともと太陰暦にしたがって決められた日であったためなんだとか。
古代より、繁栄・多産のシンボルであるうさぎ。
一族を繁栄させるという願いを込めて、子だくさんのうさぎが復活祭のシンボルになったようです。
この時期、うさぎを模ったチョコレートが、スイスのみならずヨーロッパの各地で販売されています。
同じ理由で、綺麗に彩色した卵の殻を、クリスマスツリーのように木に飾り付けたりします。
子供のいる家庭では、復活祭の日に、庭や室内のあちこちにイースターエッグを隠して、
子供たちに探させるといった遊びをします。
イタリアのアニメ「カリメロ」のチョコレート。これはもはや、復活祭と何ら関係ないですね…
先日取材をさせていただいたケーキ&パン屋さん「HIRO TAKAHASHI」では、
復活祭にちなんだケーキ「Osterküchen」が販売されています。
お米が入った珍しいケーキです。
(Hiro Takahashiの記事はこちら)
毎年異なる復活祭の祝日や、スイスのその他の祝日を調べたい時は、こちらのHPが便利です。(英語、ドイツ語)
スイスでは、各州ごとに最高8日まで独自に祝日を定めることが出来ます。
上記のHPでは、州ごとの年間を通しての詳しい祝日について知ることが出来ます。
スイスを離れ、海外で休暇を取るスイス人が多い復活祭の連休。
連休中4月2日(金)の「聖金曜日(キリストが処刑されて亡くなった日)」は、殆どのお店がお休みになります。
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