映画「ローマの休日」のワンシーンを。真実の口へ行ってみよう!

公開日 : 2014年05月29日
最終更新 :

今日お届けするのは観光スポットの定番、映画「ローマの休日」にも登場する真実の口です!

真実の口は、イタリア語では ボッカ・デッラ・ヴェリタ (La Bocca della Verità / boccaは口、veritàは真実)といいます。

嘘つきはこの口の中に手を入れると噛み切られてしまうという伝説が中世よりあります。

「ローマの休日」のワンシーンでは、グレゴリー・ぺック扮する新聞記者が口に手を入れたところ噛み切られた為(フリ)、それを見たアン王女(オードリー・ヘプバーン)が恐怖のあまりに泣き叫んでしまいます。オードリー・ヘプバーンは初々しくてかわいかったですね。

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↑ 真実の口は、この写真のサンタ・マリア・イン・コスメディン教会(Chiesa di Santa Maria in Cosmedin)の入口をすぐ入ったところにある、柱廊の北側の壁に貼りついています。

左側の建物はローマ市の役所の一部所です。市民がお世話になる機関としては、このすぐ近くに戸籍庁があります。

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↑ 真実の口が貼り付いている壁は、教会を向かって見ると左側で、黄色い線で印をしてあるところ。

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↑ 皆並んでいますね。今日は水曜の午後ですが、いつもより少し多めだと思います。写真左側で檻の外から人が覗いているところに真実の口があります。

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↑ 写真向かって左の方向に真実の口は据えられています。

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↑ 入口の外までたくさん並んでいても、通常ですと30分位で順番がまわって来ます。ここの警備員さんはしっかりしているので早いです。

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↑ これは列のすぐ右横にある、教会の内部へ入る入口です。この教会もご他聞にもれず長い伝統があります。

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↑ いよいよ柱廊スペースの中に入って来ました!奥に真実の口の円盤部分が見えます!

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↑ 教会ですので、見学料は喜捨ですね。日本語でも書いてあります!

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↑ ご対面です。

一人で手を入れたりしてやるのもかなり恥ずかしいので、控えめに少し横から撮りました。

古代の下水溝の蓋(マンホールの蓋です)といわれる真実の口ですが、こんな蓋が道にあったらかなり恐いと思います。夜中に出たら泣きそうです。材質は大理石で、海(河)の神を模っています。

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↑ 蓋がここに据え付けられたのは1632年ですので、もう随分長い間、噛み切り続けてきたのですね。

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↑ 真実の口のある場所です。真実の口がある場所は、真実の口広場(Piazza Bocca della Verità)といい、交差点で1年365日交通の往来が非常に激しいところですので車などにご注意下さい。(写真2枚目を見ると、教会前の車の列で渋滞の程が分かるかと思います)正面はもう川(テヴェレ川 Fiume Tevere)です。この辺りが昔のローマの商業活動の中心地でした。紀元前8世紀の中頃のことです。

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↑ こちらが真実の口の最寄のバス停です。一方、最寄の地下鉄はというと、B線のチルコ・マッシモ駅(上部の地図の赤い印を参照)です。

2014年5月28日現在、真実の口広場(Piazza Bocca della Verità)で停車するバス路線番号を記しておきます。

ローマの市バスは時間内乗り放題なので、バスをがんがん乗りこなせるようになるととても便利です。

* バス停は道路をはさんで向かい合わせで2箇所あります(往路)。下記の路線は道路を渡らずに真実の口すぐ横にあるバス停の路線番号です。

44 マルチェッロ劇場行き

83 ラルゴ・ヴァルサッビア行き-終点 (途中停車はコルソ通り、地下鉄A線バルベリーニ駅、トリトーネ通り、ヴェネト通り、フィウーメ通りなど)

170 テルミニ駅行き-終点 (途中停車はヴェネツィア広場、ナツィオナーレ通り、ディオクレティアヌスの浴場跡など) *日曜祝祭日の運行は午後2時44分~午前0時。土曜平日は午前5時30分~午前0時。

715 マルチェッロ劇場行き

716 マルチェッロ劇場行き

781 マルチェッロ劇場行き

n3 深夜バス  ヴェネツィア広場行き-終点    午後11時30分~午前4時45分まで運行。

n9 深夜バス   テルミニ駅行き-終点   午前0時~午前5時まで運行。

n19 深夜バス  ヴェネツィア広場行き-終点   午前0時~午前5時まで運行。

真実の口は年中無休で見学することが出来ます。オープン時間は、今の時期(夏季)午前9時30分~午後5時50分までです。冬季はクローズ時間が1時間早まります。

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筆者

イタリア特派員

阿部 美寿穂

ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。

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