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イスラエル/テルアビブ特派員ブログ 田澤 潤子

イスラエル・テルアビブ特派員が現地から中東地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2016年2月14日

イスラエルの車窓から:テルアビブ-エルサレム鉄道の旅


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イスラエルの車窓から:テルアビブ-エルサレム鉄道の旅

先週、日本から遊びに来てくれた友人を案内するため、テルアビブからエルサレムへ1泊2日の旅行をしてきました。1日目は鉄道でエルサレムへ移動後、駆け足にてエルサレム旧市街の見どころを網羅し、2日目の午前中は新市街を観光、午後は半日の死海ツアーに参加。夜にはテルアビブに戻ってくるという欲張りなプランです。今回の小旅行をパーツごとに分け、複数回に分けて連載したいと思います。


第一回目の今回は、車窓からの風景が素晴らしいことで有名なテルアビブ-エルサレム間の鉄道の旅について。

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旅の出発点は、我が家の最寄駅でもあるテルアビブ・ハシャローム駅。まずは駅の入り口にて手荷物検査(X線検査)を受けてから中に入ります。入ってすぐのところに現金とクレジットカードの両方で支払える自動券売機がありますが、旅行者にとってはその操作がやや戸惑いのもと。すぐ隣にある有人の券売カウンターでの購入がお勧めです。行先の駅、人数、往復か片道かを伝えるだけで簡単に購入することができる上、電車が発着するプラットフォーム番号も併せて教えてくれるので安心です。


プラットフォームにはヘブライ語と英語の標記の電光掲示板があり、発車時間と行先が表示されています。
 

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イスラエル鉄道の車内は、座席がテーブル付の対面式となっており、日本の新幹線のような居心地のいい空間が広がります。座席には電源口もついており、携帯電話やパソコンの充電もできる優れものです。


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テルアビブを出発して郊外に出ると、しばらくはのどかな農業地帯が広がります。この間、イスラエルの特産物である葡萄やオリーブの他、オレンジやレモンなどの柑橘類の木々、主な主食である小麦畑の緑が眩しい風景を満喫できます。中東に位置するイスラエルが灌漑技術を駆使した農業大国であることを実感できるでしょう。

 
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乗車から45分程たち、ベイット・シェメッシュ駅を過ぎた後から、車窓からの風景がガラッと変わります。テルアビブ-エルサレム線のハイライトである「ユデア丘陵」という地帯に入るためです。

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エルサレムは丘陵地帯に位置する都。その南西部を形成するユデア丘陵の谷間を縫いながら、穏やかなカーブを描くようにして電車が進みます。車窓の両脇から岩肌が迫ると思いきや、次の瞬間には谷がぱっと開けて美しい丘陵風景が広がる、、、という景色の連続です。また、目を凝らしていると小さな小川や色採りどりの野花、時にはロバや羊などの動物の群れを発見することもあり、子供心に帰ったような気持ちで鉄道旅行を楽しむ方法も。


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このような迫力満点の風景が40分ほど続いたのち、エルサレム マルカ駅へ到着します。ちなみに、マルカとはヘブライ語で「女王」の意味。なかなか洒落たネーミングです。

やや殺風景ではあるもののモダンな駅のビルを出たすぐのところにタクシー乗り場があるので、ここでタクシーを拾いエルサレムの観光中心街へアクセスする必要があります。過去に何度か利用しましたが新市街までの相場は40~50シェケルです。メーターを使おうとせず適正外な値段を要求するドライバーが多い印象ですが、メーターを使うように説得するか、言い値交渉なら40-50シェケルの相場を保つようにするのがポイントです。


他の交通手段よりも時間、料金などの面でコストは割高となりますが、迫力満点のイスラエル鉄道の車窓景色にはその価値があると言えるでしょう。時間に余裕のある方には片道だけでもテルアビブ-エルサレム間の鉄道の旅を楽しむことをお勧めします。


補足:
テルアビブからエルサレムまでの公共交通機関を利用した移動方法は鉄道の他にバスとシェルートタクシー(相乗りタクシー)があります。バスとシェルートは両都市の中心街にあるバス中央駅を結んでおり便利なため、現地人と旅行者の両方に最もよく利用されるアクセス方法です。バス、シェルート共に運賃は約24シェケル、所要時間は1時間程。バスは安息日(金曜の日没から土曜日の日没まで)は運休しますが、シェルートは料金が少し割高になるものの安息日も運行しているため、旅行者の強い味方です。


<イスラエル鉄道につて>
公式ウェブサイト:http://www.rail.co.il/EN/Pages/Homepage.aspx
上記サイトで時刻表・乗換案内が確認できます。電車の頻度は多くないので、必ず事前の確認をお勧めします。


<テルアビブ-エルサレム・マルカ駅間の移動>
片道料金:20シェケル
往復料金:32シェケル(Rav Kavカード 所持者にはこの金額からさらに2割引きになりお得)
所用時間:約90分


<今回の旅の旅程>
2016年2月9日(火)
8:46  テルアビブ ハ・シャローム駅出発
10:10 エルサレム マルカ駅到着
鉄道駅からホテルのあるエルサレム新市街までタクシーにて移動(20分、40シェケル)
ホテルチェックイン後、終日エルサレム旧市街観光


2016年2月10日(水)
朝食後、マハネ・イェフーダー市場を観光
13:30 死海半日ツアー集合、バスにて移動
14:15 死海到着
16:30 死海出発
17:30 エルサレム到着
18:00 シェルート・タクシーにてエルサレム発
19:00 テルアビブ セントラルバスステーション到着

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カテゴリー 交通・鉄道・航空
2016年2月14日
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    • 特派員プロフィール
    • テルアビブ特派員

      テルアビブ特派員
      田澤 潤子
      上智大学比較文化学部卒。日本貿易振興機構(ジェトロ)での勤務を得て、イスラエル人との結婚を機に2014年テルアビブへ移住。現在はイスラエルのIT企業で日本向けマーケティングと事業提携を担当、2国間のビジネスギャップに日々奮闘しています。ビジネスや観光の面で日本とイスラエルを繋ぐことに貢献したいと思っているので、お気軽にご連絡下さい。メールFacebookLinkedIn

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