ザルツブルク発祥、ユニークな卵のデザート!ザルツブルガー・ノッケルン
アルプスの雪嶺をイメージして創作されたザルツブルク発のデザート、ザルツブルガー・ノッケルン。
随分前にも記事にしたことがありましたよね。(参照記事 【ザルツブルク】甘味&お土産講座♪2)
実は先日ザルツブルクの友人を訪れた際に無性に食べたくなり、ザルツブルク旧市街の目抜き通り・ゲトライデガッセ近くにあるレストランを再訪しました!
通常は2−3人でシェアするようなビッグサイズで登場するのですが、ここのレストランは良心的にも、小さな一人分ポーションをサーブしてくれるのがポイント☆
以前訪れたときには他のレストランと同様、普通にザルツブルガーノッケルンだけが出てきたのですが、今回レストランの一部分がエッジーなラウンジへとリノベーションを遂げており、それに伴ったメニュー改変の一環なのか(!?)、今回は何とソースが添えられて来ました!
アツアツのワイルドベリーのソースをたっぷりと降り注いでいると、否が応でもテンションが高まってきます。
食感は見た目通りふんわふわ!!!!!
他のレストランで食べた記憶では、フワフワながらもなぜかへヴィーで極甘でしたが、今回のものは非常に軽くてエアリー!(しこたま泡立てて作っているので、本当にほとんど空気で出来ているんですけどね・・・笑)
しかも、「日本人ウケを狙ったのか!?」と邪推したくなるほど、良い意味で甘さ控えめ。
以前記憶とは打って変わって、ついつい食が進んでしまうような美味なデザートでした!
訪れた時間帯はお昼前だったせいかまだ人も少なく、店員さんたちとお喋りに花を咲かせることができました。
田舎なので、ウィーンの人々よりもずっと気さくです。
因みにこのお姉さんが着用している衣装は、ディアンドルと呼ばれるオーストリアの女性用民族衣装。チロル地方を中心にいまだ老若問わず愛されています。
オーソドックスなものは白いブラウスにカラフルなエプロンとスカートといった出で立ちですが、このお姉さんのものはシックなブラックのブラウスですね。
レストランの内装はこの通り。
オーストリアのアルプス地方の雰囲気がばっちり出ていますよね!
余談ですが、日本では「アルプス=スイス」というイメージが強いと思いますが、実際にはアルプスはフランス・スイス・イタリア・オーストリアの国境沿いに東西に走っているので、オーストリアにもアルプスは存在します。
ところでこのザルツブルガーノッケルン、実は卵を用いたデザートなんですよね。
興味のある方のためにレシピを載せておくと、
1. オーバル型の耐熱皿にバターを塗り、生クリームを注いでオーブンで190℃に加熱する。耐熱皿は必ず熱い状態で使用すること!
2. 卵白に塩と砂糖を加え、角が立つまで泡立てる。(このとき泡立てすぎないように注意!)
3. 2と卵黄・ヴァニラシュガー・ラムを慎重に手早く混ぜ、小麦粉をその上にふりかけ、泡だて器で手早く混ぜる。クリーミーでエアリーな感じに。
4. 3で出来あがったものをアルプス山脈をイメージして3つの山型に整え、予熱してある耐熱皿に盛り、190℃で10~12分程度、黄金色になるまで焼く。
5. 最後に雪に見立てた粉砂糖を振りかけて、できあがり!
オーブンさえあればかなり簡単ですので、皆さんもぜひ作ってみて下さい♪
もちろんこのレストランのようにベリーソースやプラムソースなど、アツアツのオリジナルソースを作ってかけるのも大いにありです!
材料はこちら↓
卵白 6個分
卵黄 4個分
白砂糖 80g
塩 少々
ヴァニラシュガー 少々
ラム 大さじ1
小麦粉(粗め) 60g
バター 30g
生クリーム 10ml
美味しいザルツブルガーノッケルンができるといいですね!
(1月お題"卵料理")
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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