2020年今年も見事!フランス屈指のバラの村、シェディニーへ。
毎年、5月下旬にはバラ祭りが開催されています。フランスで村ごとローズガーデンとして一般公開しているのは、ここシェディニー村だけといっても過言ではありません。それだけ、フランス国内でもバラで非常に有名な村で、フランスのテレビ、たとえば園芸番組や旅番組でも取り上げられます。。2020年のバラ祭りは、6月6、7日の予定でしたが、新型コロナウイルスの影響でキャンセルになりましたが、通常どおり観光客を受け入れているということで、さっそくシェディニー村を訪ねてみました。
バラに埋もれているのは、村の郵便局。壁をつたうバラにまぎれ、よく見ると藤の枝と葉っぱの形が見えます。藤の花も健在。
歩き出すと、筆者を含め、マスクをしている方がかなり見受けられました。バラの香りをかぐときだけ、マスクをちょっとずらしてかいでみたり。
毎年、サントル地方の気候は異なり、ある年は暖冬、また別の年は厳しい冬だったり。そして、無事に冬を越したとしても、バラが開花する5月から6月上旬にかけても、安心できません。強風や豪雨など思わぬ気候の変化によって、せっかく咲いたバラも花びらが散ってしまうこともあります。そのため、たとえ毎年訪れていても、前年と同じバラが植わっていたとしても、開花のスピードや開花しているバラも異なり、村全体の花の色が変わります。それもまた魅力的なのです。
村を流れる小川 オフィユ川
バラを眺めながらラヴォワール通りを歩くと、途中でラヴァンディエール通りと交差します。
そこまで歩くと、村の中心を流れる、オフィユ川が見えます。
川の右手、ラヴァンディエール通りをとおって川の奥が上流側。
日差しが強いときは、バラの枝や葉っぱのアーチの下でしばし休憩。
インフォメーションはキュレ庭園の受付で
散策を続けると、本屋さんや村役場、郵便局、教会とシェディニー村の中心にたどり着きます。
ここまで来ると、昨年2019年に紹介した、旧司祭館の庭園、「キュレ庭園」で行き止まりになります。昨年、猛暑の8月に訪れたキュレ庭園。あまりの暑さにバラの花も、すでに開花終了。そのときはキュレ庭園だけ訪れたのでした。昨年の記事でも書きましたが、観光局という建物はシェディニー村にはありませんが、キュレ庭園の入口受付が観光局がわりになっているので、何かあればスタッフに尋ねることができます。ぜひ立ち寄って、シェディニー村の地図やパンフレットに目をとおしてみるといいでしょう。
交通アクセスは、タクシーまたはレンタカーなど
トゥール駅、またはサン=ピエール=デ=コール駅からタクシーでシェディニー村までアクセスするときは、「シェディニー村のバラを見に行く」と告げると、村の入口もしくは駐車場(Parking)などで降ろされることが多いです。なぜならば、散策区域が通行止めとなっているため。また、レンタカーなど、車でのアクセスの場合はカーナビ設定を、シェディニー村の村役場と設定すると検索しやすいです(下記地図はシェディニー村の村役場で検索)。散策の所要時間はゆっくり見るなら1時間程度。キュレ庭園を見るならば1時間30分必要です。
■シェディニー村
【写真・文:アンジボー由利子】
※記事執筆依頼は、アンジボー由利子までどうぞご連絡ください。
筆者
フランス特派員
リリィ
フランス在住14年目。仏文簿記の国家取得を目指し学習中。
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