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オーストラリア/ブリスベン特派員ブログ ダームスちえ

オーストラリア・ブリスベン特派員が現地からオセアニア地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2019年12月 9日

オーストラリア・ブリズベンで滞在中:体調が悪くなったら?


オーストラリア・ブリズベンで滞在中:体調が悪くなったら?

地球の歩き方トラベラーの皆さん、こんにちは! ブリズベンのちえです。


春の花粉症シーズンが終わったかと思ったら(ブリズベンでも花粉症、ありますよ!)、真夏の今は大干ばつとブッシュ・ファイヤー。空気はとてもドライだし、ブッシュ・ファイヤーのスモークで空気も視界も悪いし、その上、どんどん暑くなるブリズベン。冬だけに限らず、こんな猛暑に体調を崩すと大変ですよね。今回はブリズベン滞在中に体調が悪くなった場合にどうするか、基本的な情報を集めてみました。


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(写真提供:Unsplash)

【オージーが利用する病院:GP(ジーピー)】


まず最初に、オーストラリアのシステムを簡単にご紹介。


体調が悪い時や心身の相談でオージーが一般的にまず利用するのがGP(ジーピー:General practitioner)です。基本的に自分が住んでいるエリアにあるGPに行きます。そこには、数名の先生が在院していることが多く、お気に入りの先生がいれば、その先生を指名してアポイントを取ることができます。GPのドクターにより診療を受け、そのドクターが対応できる範囲であればアドバイスや薬の処方を受けます。そのドクターの専門外やさらなる精密検査が必要なら専門のドクターや病院、機関(例えば、耳鼻科や産婦人科、心療内科、外科、レントゲンなど)に紹介状を書いてくれますので、それを持って専門のドクターを訪れて、さらなる診察や処置を受けます。


ちなみに、私は半年前に引っ越したんですが、以前住んでいたエリアのGPのドクターが好きだったので、今でも必要な時にはそこへ行くようにしています。ですが、そのGPドクターによると、もちろんこのままそのGPに通ってもいいのですが、引っ越した場合は、できればそのエリアでGPを探す方が良いとのことです。何故なら、"エリアごとのGPと専門医、専門機関でのネットワークやコネクションがあるので、必要な場合に連携を持って次の紹介やさらなる処置ができ、しかも、その患者さんの住む身近な場所で手配しやすいから"、だそうです。


【一時的な滞在の場合は、海外旅行保険かつ日本語対応もできる病院をおすすめします】
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(写真提供:Unsplash)


旅行、留学、ワーホリなど、一時的にブリズベンに滞在している場合、私個人としては、日本語対応のできる病院に行くことをおすすめします。やはり、医療用語は複雑ですし、体調のどこが悪いのか、症状などを具体的に英語で表現するのはとても難しいからです。具合が悪いと英語で話すのも辛い時ってありますからね...。


ブリズベンで日本人医師、ナース、そして受付スタッフもすべて日本語で対応(電話やメールも日本語でOK)な病院といえば、「さくらファミリークリニック(SAKURA FAMILY CLINIC)」です。


さくらファミリークリニック(SAKURA FAMILY CLINIC)
https://www.sakuraclinic.com.au/


*診察の際は、海外旅行者保険証またはOSHC証明書を必ず持参してください。
*その他の注意事項など、元気なうちからホームページに目を通してチェックしておくと何かあった時に冷静に対応できます。


また、私が個人的に見つけたサイトでとても参考になると思ったのが、OTOA(一般社団法人 日本海外ツアーオペレーター協会)によるブリズベンの病院情報。こちらには、その他の総合病院で日本語通訳の手配可能の場所、日本人医師がいる場所などが紹介されています。ぜひチェックしてみてください。


OTOAによる、日本人向けのブリズベン病院紹介
https://www.otoa.com/support/city_detail.php?area=M&country=AU&city=BNE&kdde=1


在ブリズベン日本国総領事館のホームページにも病院情報があります。
https://www.brisbane.au.emb-japan.go.jp/jp/safety/index.html


【これって緊急? それとも? な場合。】
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「なんだか体調が悪い。いつもよりかなり悪い気がする。でも病院に行くには時間外。どうしよう?」
「緊急じゃないんだけれど、症状が心配に値するか調べたい」


そんな時に便利なのが、phn(ピーエイチエヌ:Primary Health Networks)による『Symptom Checker(症状チェッカー)』(英語)です。リンクからサイトに行き、オレンジ色の"START SYMPTOM CHECKER"を押してスタートします。


Symptom Checker
https://www.healthdirect.gov.au/symptom-checker


順に自分や心配している相手の症状や様子などをクリックしていくと、今すぐ救急車を呼ぶべきか、翌日に病院を予約するべきか、家で安静にしていて大丈夫そうなのかの答えを出してくれます。それぞれの病気で起こる症状の詳しい説明のリンクもあります(英語)。


【やっぱり緊急! 救急車の呼び方】
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(オーストラリア政府による日本語での000案内)


明らかに緊急の場合は、"000(トリプルゼロ)"にて救急車を呼びます。


電話がつながった後、「Police(警察)ですか? Fire(消防)ですか? それともAmbulance(救急)ですか?」と聞かれますので、「Ambulance」と答えましょう。その後は、そのまま電話を切らずに、オペレーターの質問に答えます(救急が必要なのは誰なのか、症状などの説明、住所など)。基本的には救急車が到着するまで、オペレーターとは電話でつながったままでいます。オペレーターは救急車がどれくらいで到着するのか、患者の様子はどうかなど常に話しかけてくれます。


英語が話せない場合、固定電話(fixed line)より同じく000に電話し、「Ambulance」と答えつながった後に、「Japanese translator, please (日本語翻訳をお願いします)」と伝えると、手配してくれるそうです。翻訳料金は無料です。


*"Other language and text based services"(英語)。
https://www.triplezero.gov.au/Pages/HowtocallTripleZero(000).aspx


【通常の軽い風邪や頭痛などの場合】
ちょっと風邪気味だから診てもらおうとGPに行ったとしても、それが風邪や通常の痛みなど安静にしていれば大丈夫な症状だった場合、わざわざ病院に行ったのに「パナドール飲んで安静にしていれば大丈夫ですよ」と言われて拍子抜けすることがあります。


基本的に、軽い風邪などの症状の場合では、パナドールなどの薬を飲み、水分や適切な食事を取って安静にして様子を見るのが普通です。2〜3日しても症状がなくならない、もしくはひどくなった、熱が引かない場合などには必ず病院に行きましょう。


軽い頭痛やその他の痛みの場合もパナドールもしくはニューロフェンなどを飲んで同じく様子を見ます。こちらも、数日してまだ痛みが治らない、もしくはひどくなった場合には、必ず病院にいきましょう。


(余談)【パナドールとニューロフェン、どう違うの?】


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(パナドール。写真はミニカプセルのタイプ。大きめの錠剤、効き目の強いもの、子供用など種類も様々。)


オーストラリアで痛み止めといえばパナドール(Panadol)。Paracetamol(パラセタモール)という、軽度〜中程度の痛みを緩和する成分が含まれている薬です。パラセタモールは風邪薬などにも含まれています。


パナドールによって効果が期待できる症状:
軽度〜中程度の頭痛、歯の痛み、筋肉や関節痛、月経痛、風邪などの症状の緩和(熱を一時的に抑える、熱による体の痛みの緩和)など。


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(ニューロフェン)


ニューロンフェン(Nurofen)もメジャーな痛み止めのひとつ。Ibuprofen(イブプロフェン)という成分が含まれていて、パナドールと同じく軽度〜中程度の痛みを緩和するとされています。また、こちらは怪我や感染による炎症を和らげる作用も含まれるそうです。


ニューロフェンによって効果が期待できる症状:
軽度〜中程度の痛みと炎症の緩和を促します。例えば、リウマチによる痛みや筋肉痛、頭痛、月経痛、また風邪による症状(頭痛、体の痛み、喉の痛みなど)の緩和にも効果が期待できるそうです。私のGPは、"月経痛によくある鈍痛にはニューロフェンの方が効果があるよ"と教えてくれました。


どちらもよく似ているのですが、


「痛み」を和らげたい場合はパナドール
「痛み、炎症、またはその両方」を和らげたい場合はニューロフェン


のようです。


また、パナドールはいつもで服用できますが、ニューロフェンは空腹で服用すると胃痛が起こる可能性が高いので、必ず食事を摂ってから服用のこと、だそうです。


*私はこの分野のプロではないので、この記事では一般的な解釈までのリサーチと紹介になります。細かい副作用や、他の薬との併用、またご自身の体質との相性など心配のある方は、必ず専門家の指示を得てください。


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パナドール、ニューロフェンともに、各Pharmacy(薬局、大手ドラッグストア)はもちろんのこと、ColesやWoolworthsなどの大手スーパーマッケットで購入できます。


なお、薬の他国への持ち込みに関しては、さまざまな法律上の規定条件が関わり、各種証明書類なども必要となってきますので、これらの薬は「オーストラリア国内での使用のみ」として紹介しています。


これらの薬の日本や他国への持ち込みをこの記事ではおすすめしていません。ご注意ください。


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(写真提供:Unsplash)


とにもかくにも、皆さんが薬、病院、救急車を利用する必要なく、無事に健康で元気にブリズベン生活を過ごせることが一番で何よりです。


この猛暑、健康や体調管理にも十分気をつけて乗り切りましょー!
また、ブリズベンでは紫外線対策もお忘れなく!


ブリズベンの紫外線情報についてはこちらの記事:
https://tokuhain.arukikata.co.jp/brisbane/2019/01/post_8.html


ホームシックを和らげる、ブリズベンで日本のものを入手する方法の記事はこちら:
https://tokuhain.arukikata.co.jp/brisbane/2019/08/post_24.html


Cheers!

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カテゴリー 美容・健康・病院
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    ダームスちえ
    2010年より結婚を機にブリズベンへ移住。写真を撮ったり書いたりしています。大のコーヒー&ワイン好き。趣味はヨガ、ウォーキング、読書、そしてブリズベンとその近郊の穴場探し。 DISQUS ID @disqus_5dq4pmAQzd

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