ネルソン・マンデラ国際デーの南アフリカ 家の引渡しや施設の訪問、サプライズの誕生日パーティーも

公開日 : 2013年07月22日
最終更新 :

著名人たちによるネルソン・マンデラ国際デーの呼びかけ

ネルソン・マンデラ元大統領の誕生日が、「ネルソン・マンデラ国際デー」として国際的に祝われていることを前回の記事に書きました。

マンデラ氏が南アフリカの民主化実現のために投じた67年間にちなんで、67分間のボランティア活動を行うことが呼びかけられている訳ですが、実際に南アフリカ国内ではどのような活動が行われたのか、翌日の新聞に掲載されていた記事を中心にいくつか抜粋してみます。

新聞の情報ソースは、近所のスーパーで購入したスター(Star)紙とソウェタン(Sowetan)紙です。

慈善事業が多い中、ユニークな活動を行う個人の姿も ズマ大統領など政治家の動きは?

●Skipping his 67 minutes of goodwill

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ソウェト(Soweto)のネルソン・マンデラ博物館前で48歳の男性が敬愛を示すために48分間の縄跳びに挑戦。68分間で1万277回の跳躍に成功した。

●Grandchildren get their hands dirty

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マンデラ氏の孫たち数人は、プレトリアの東にある、児童保護施設にて肉体労働を含む67分間の手伝いを行った。

●Dr Mamphela Ramphele visited the iThemba Rape and Trauma Support Centre in Benoni

反アパルトヘイト活動家故スティーブ・ビコ(Steve Biko)氏のパートナーであり、最近新党Agang South Africaを立ち上げたマンフェラ・ランフェレ(Mamphela Ramphel)氏は、レイプ・トラウマによる被害者支援施設を訪問。あたたかいスープをふるまった。

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●Surprise 95th party for gogo

ムプマランガ州に住む1918年7月18日生まれ(マンデラ氏と全く同じ生年月日!)の女性は、社会開発省(Department of social development)からのサプライズ誕生日パーティーにビックリ!

●Gift of Givers' new village taking shape in Alex

ヨハネスブルグのタウンシップアレクサンドラ(Alexandra)近くの不法居住地域では、NGOギフト・オブ・ザ・ギバーズ(Gift of the givers)が、劣悪な環境に住む69家族に対して新たな住居を提供した。同NGOはこの他にも、国内外で数多くの活動を行なっている。

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●'Poor whites' in Pretoria to get homes on Mandela Day

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家の引渡し後に歓談するズマ大統領(写真中央)

ズマ(Zuma)大統領がプレトリア(Pretoria)のダンビル(Danville)を訪問して、プアホワイト(白人貧困層)に家を引き渡した。他の記事によると、ズマ大統領は数年前に同地区を訪問した際に白人貧困層の予想以上に酷い生活にショックを受けて以来、この地区に足を運んでいるという。

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これは少し前のものですが、プアホワイトの特集記事です。ご参考まで。

●その他にもさまざまな活動が行われました

次のリンクから、南ア国内で行われたさまざまな活動の写真を見ることができます。

ネルソン・マンデラ国際デーのスローガンは、「毎日をマンデラデーに(Make Every Day a Mandela Day)」。僕も南アフリカに暮らす一員として、日々できることを実践していきたいと思います。

なお、いまなお闘病中のマンデラ氏の容態は「安定している」と報じられています。

参考情報

●名称

Nelson Mandela International Day

●ホームページ

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