ヨハネスブルグで男子厨房に入る
「南アフリカで何を食べてるんですか?」という質問をいただいたので、普段の食生活について書いてみたいと思います。
南アフリカ人は家庭で何を食べているのか
......と書いておいてアレなんですが、実は「南アフリカ人が食べているものはこれ!」とはっきり言い切るのは結構むずかしいんです。というのは、南アフリカが黒人、白人、カラード、アジア系からなる多民族社会であることを反映して、食生活も民族ごとに全然違うからです。
そんな多様性を尊重しながら「主食」を1つ挙げるとしたら、主に黒人に食べられているパップでしょうか。パップとは、トウモロコシの粉をお湯で練り上げたもので、見た目はちょっとお餅に似ているものです。(パップについては過去記事「民族で違う「おふくろの味」 南アフリカの主食パップの話」にまとめています)。
伝統的な野菜とパップ。リンポポ州の村にて
このパップは僕も村でいただいたり、その辺の食堂で食べることがあります。ただ、さすがに自宅でも毎日パップという訳ではありません。
和洋中なんでもあり! ヨハネスブルグでの自炊生活
主食はお米やパン、パスタ、中華麺など、その日の気分によって決めています。料理も和・洋・中・エスニックなど色々ですね。大都市ヨハネスブルグでは南アフリカならではの豪快な肉の塊はもちろん、チャイナタウンなどではアジア食材も手に入るので、和食だって意外と簡単にできちゃいます。
南アフリカでの自炊生活で1つ難点を挙げるとすれば、新鮮な魚が手に入りにくいことです。ヨハネスブルグは海に面していないので、魚屋さんでも仕入れを毎日行っていないためです。 もしかすると、ケープタウンやダーバンでは事情がだいぶ違うかもしれません。
僕は1ヵ月の大半をリンポポ州のマカドという街で過ごしていますが、マカドにいる間はもうちょっと頭を使う必要が出てきます。
残念ながら、マカドには新鮮な野菜が手に入る八百屋さんや、アジア食材の品揃えが豊かなチャイナタウンはありません。大手スーパーで手に入る限られた種類の野菜をを使い回す工夫が必要です。美味しいパンを食べたいなと思ったら自分でつくる必要があります。でもここはどうにかやりくりして、毎日の食卓に変化をつけています。
ということで、手元にある写真を何枚か共有します。もしかるすと「アフリカ」のイメージからは遠いかもしれませんが、参考になれば嬉しいです!
インゲンのミモザサラダ、ひよこ豆のサラダ、烏賊と焼きトマトのストラッツァプレッティ、豚バラ肉の低温ロースト、パン
菜心の炒めもの、焼き豆腐の香菜ソース、ぶり大根、あら汁
鱒のちらし寿司
チェブジェン(セネガル料理)
(12月お題"キッチン")
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