ベファーナおばさんの来訪でホリデーシーズンの幕を閉じる

公開日 : 2015年01月06日
最終更新 :

 1月6日はエピファニア。サンタクロースよりもリッチなベファーナおばさんが、よい子にプレゼントを持って来てくれます。悪い子には石炭を持ってきます。

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 さて、このエピファニアとは?カトリック教会にて「救世主の御公現の祝日」とされます。エピファニアはイタリア語で「出現」の意。

 といわれても、カトリック信者でなければなんのことやら...ですよね。

 つまりはこういうこと。

 12月25日のクリスマスにイエスキリストが誕生します。そのことを神のお告げによって知った三人の博士が東方よりキリストを拝みに行こうと旅立ちます。彼らは別々の場所から出発し、ほうき星に導かれて途中で出会い、目的地が同じことが分かり一緒に旅をします。そして、誕生から12日後の1月6日ついにキリストの元に辿り着きます。この日、彼らの来訪によりキリストの存在が公になり、人前で神の子として認められたというお祝いの日なのです。

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これはプレゼーペ(キリスト生誕模型)の写真。三人の博士が山小屋に来訪している様子を表しています。

 それでは、ベファーナおばさんとは何者?!こちらはイタリアに伝わる魔女。三人の博士が旅の道中に泊まった宿屋のおかみさんだと言われています。働き者のこの老婆に、三人の博士は「一緒にキリストに会いに行こう」と誘います。しかしベファーナは忙しいのを理由にこの誘いを断ります。が、三人が旅立った後に「やっぱり行けばよかった!」と後悔して、キリストのための焼き菓子をバッグにたくさん詰め込んで三人の博士を追いかけます。

でも追いつけず、キリストの元には辿り着けませんでした。そして、今でもキリストを探して彷徨っているというわけ。

 子供たちが1月6日の朝起きると、ほうきに乗ってベファーナおばさんが届けてくれたたくさんのお菓子を暖炉の下に見つけることができる、それがイタリアの習わしです。

 悪い子には石炭を持ってくるのですが、最近は砂糖でできたあま〜い石炭を持って来てくれることも。

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 いい子にしていた(?)私の元にはナポリの老舗チョコレート屋さんGay Odinが届きました♡

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