ノルウェーで就職活動!学生キャリア・ウィーク①プレゼン上手になるには、「魚モデル」!

公開日 : 2012年02月16日
最終更新 :
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 このキャリア・ウィークの対象者は、アルバイトやサマージョブを探す学生よりも、卒業間近のバッチラーとマスターの学生が対象となっています。ノルウェーではマスター(院)にまで進み、20代後半に社会人になるというのが一般的。

キャリア・ウィークに参加している学生のほとんどは院生。「ノルウェーでは、やはり院まで進むのが普通なのだな」、という雰囲気が伝わってきます。

 キャリア・ウィークでは、これから就活する学生のために、それぞれのテーマで各約2時間の講演が行われます。ちなみに、企業が大学を訪れる就活ワークショップなどは、また別の機会。

 キャリア・ウィーク中は、「ワード・エクセル・パワーポイントの就活における便利な使い方」、「先生になりたい人へ」、「研究者になりたい人へ」、「ドイツ語を学ぼう!」など、多種多様な講演が用意されています。

 ちなみに、全ての講演はノルウェー語!

 講演に参加するには、大学のホームページから参加したいイベントに事前予約をします。今回、筆者はいくつかの講演に参加するので、メモ書きとして、どのような内容だったのか、書いていこうと思います。

 13日(月)に参加した講演テーマは、

「プレゼン上手になる方法」(講演時間1時間45分)

 キャリア・ウィークの講演の中で、応募者が殺到した人気テーマだったようです。

 就職面接に限らず、人前でプレゼンテーションや自己アピールをする時に、どうしたら緊張せずに上手な発表ができるか?」が、今回の内容。

 講演者はコンサルタント会社勤務のCecilie Klæboeさん。「今日は学生が相手だから、堅苦しくならないように、ゆったりしたパンツを履いてきたわ♪」と、常に笑顔で元気な女性の方でした。

以下、筆者のメモ書き

・初印象は10秒で決まる

・「自己アピール」と「信頼性」のレベルを高める

自己アピールをして、相手に自分を覚えてもらう。「視界に入ってこない」、「記憶に残らない」存在にならない。ただし、自己アピールが強すぎるとそれもまた問題。ちなみに、講演者によると、オスロ大学の学生に比べると私立のBIの学生のほうが自己主張を強くしてくる傾向あり。

・最初の印象をよくするのに大事だと思うポイント(学生たちからの意見)

率先力

会話力

ジェスチャー

積極性

笑顔

自身

アイコンタクト

→ジェスチャーは初対面の印象を70%決める!

・パワーポイントを上手に利用する

ただ、簡潔に、文章は短く・少なく。

情報量が多すぎると、面接官は学生ではなくパワーポイントのスクリーンを「読み始めてしまう」

・ほかに利用するといいもの

ヴィジュアル映像(写真など)

オーディオ(音楽、音など)

自分の言葉と意見

体の動かし方(ジェスチャー)や感情の見せ方

・コミュニケーションにおいて、あなたの第一印象を決めるのは、

言葉(7%)、声(38%)、ジェスチャー(55%)

・「自分はどういう時に緊張しやすいか?」

→自己理解

 また、プレゼンをする際に覚えていくとよいのは、「魚モデル」!!!

ノルウェーでは知られた3段階構成の魚構造です。

頭・身・尾に分けて、「頭=序論」、「身(体)=本論」、「尾=結論」となります。

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 そして、今回の講演で時間を一番費やしたのは、学生たち同士による自己分析質問タイム

学生全員が席を立って、2列に並び、目の前にいる初対面の学生に指定された質問をしていきます。今回は各自4人の学生と話しました。

質問した内容は、

「面接中に自分が苦手だなと思うことは?」

「これからもっと改善していかなければいけない自分のポイントは?」

「あなたが得意とすること、自分の武器は?」

などなど。

 日本で面接やプレゼンテーションをする時に、心構えをしておくべきポイントと似ている部分は多いでしょうか?次回はまた別の講演テーマの内容をアップします!

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