キーワードで検索
本日2020年8月28日朝8時より、パリ市内および近郊自治体(セーヌ・サン・ドニ県、オー・ド・セーヌ県、ヴァル・ド・マルヌ県)のすべての公共空間でマスクの着用が義務化されました。過去の記事「パリ屋外でのマスク着用義務エリアが大幅拡大 2020年8月15日から」などでお知らせしたように、いままでは地区や場所を限定しての義務でしたが、それが大幅に拡大されることになりました。
マスク着用義務となる対象者や乗り物
パリ警視庁によると、義務の対象となるのは歩行者、および動力の有無にかかわらず自転車、バイク、キックスケーターなどの個人の乗り物を利用する場合です。違反者には€135の罰金が科されます。ただし自家用車の車内、ランニングや自転車で運動する場合、11歳未満の子供は対象外です。
パリ市内および近郊自治体におけるマスクの着用義務化は、新型コロナウイルスの感染拡大を予防するための措置ですが、フランスでの感染拡大傾向にともない、隣国では一部で制限を強める動きも出ています。
ベルギーからパリへの渡航が制限
2020年8月26日、ベルギー外務省はパリや南仏マルセイユなどをリスクの高い「レッドゾーン」の都市への、不要不急(観光)での渡航を禁止しました。また、それら地域からベルギーへの入国者には検査や自主隔離が課されます。
ベルギーは、フランスの一部地域のほかに、ルーマニア、デンマーク、アンドラ、フィンランド、マルタ、スペインの一部地域(マドリード、バルセロナ、バレアレス諸島)を、すでにレッドゾーンとして指定しています。これら措置は、今後の感染状況によって変更も予想されるため、この時期にやむなくヨーロッパに渡航される方は、関連当局が発表する最新情報の把握をおすすめします。