イタリア⑧、番外編 泊まった宿と町並み
1週間に及ぶわが家のイタリア旅行について、少し間が空きながらもお伝えして参りました。
今回はその最終回。アルバムを開いて見る感覚でお楽しみください。
実は今回泊まった宿は、漁師さんのお宅。運がよければ、漁に連れて行ってもらえるということで期待をしていたのですが、この時期は波がよくないとかでかないませんでした。部屋は何と一部屋に台所、食卓、ソファ、ベッドと全部があり、その隣に、お風呂場がかろうじて別部屋でありました。家族5人で窮屈な感じでしたが、かなりの値段でした。まあ、仕方ない。お庭が贅沢に使える感じで、風景もよかったので。
建物の外観です。ここに2家族ぶんの宿と、最上階には、大家さんのお宅。
庭越しに見ると、こんな感じです。(↓)右手前はオリーブの木。その下で、食事をしちゃうなんて、贅沢!
庭の奥行きは深く、朝日を浴びながらのんびりと、ここで(↓)日本のニュースやメールをチェックしたり。
↑ここの机で、夕食も2回ほど食べました。一度はおいしいテイクアウトのピザだったのですが、ある日は、買い物もろくにする時間もなく、あり合わせのもので無理矢理遅い夕食を食べました。
それでもなんとか形になった(?)、それはきっと美しい風景と、ロウソクの灯りのせいでしょう。
そう、なんといっても、眺めが最高。イタリア①でご紹介した日の出は、なかなか良いものです。
内部はあまりにもがっかりで写真さえありませんが、唯一台所、気になったのでここだけ写真を撮っておきました。
イタリアではいままで泊まった宿もそういえばそうでしたが、紹介させてください。
食洗機がないので、一枚一枚洗ったら、流しの上の吊り棚にしまいます。
よくよく見ると、下の段のコップの下は半透明のプラスティックの引き出し状態。濡れたままここに食器を伏せると、水がそこに溜まるシステム。
なかなか考えている構造だと思います(ちゃんと水を切ってからしまいましたが)。
これ(↑)は宿の近くの繁盛していたピザ屋の「裏側」にある通り。
ピザ屋さん自体は、土曜日の夜は、満席で予約なしでは入れませんでした。実はその店内を真っ直ぐ突き抜けていくと、裏口から出ることもできるのですが、こんなに寂れた道。ひとりでは怖くて通れなそうな道でした。でも、何だかこの黄色い灯り、美しくって、思わずシャッターを切ってしまいました。
フィナーレ・リーグレという美しい町並みを写真で紹介します。イタリア旅行気分をお楽しみください。
うん、素直に美しい......
こんなシンプルな細い道もすてき。(↑)
統一された色合い、でも緑が鮮やか。何でもない風景なのに。(↓)
これなんか(↑)建物を普通に見ると単なる古い家ですが、緑のせいなのかオブジェのせいなのか、何だかサマになる。これがイタリアの魅力でしょうね。
↑このカフェなんか、ものすごくにぎわっていましたが、実は、主人が30数年前に旅行でここへ来ていたときにいつも朝のコーヒーを飲んでいた思い出のカフェなんだそうです。私たち、ここでコーヒーは飲まなかったけれど、アイスクリーム、家族揃って食べました。
赤い色合いの建物(↑)も、町並みに溶け込んでいます。暖色系のお花もぴったり。
↑こちらの写真、実は果物屋さん。ドアップで果物を見てみると、↓
初めてここを通り抜けた時間は、お店が営業していない時間帯だったので(果物の陳列がなく)、いったいなんだろうと気になっていたら、こんなすてきなお店でした。店内では、チーズやサラミなども売っていました。ここでぶどうなどを購入しましたが、とってもおいしかった。
この町は、城壁に囲まれた状態で残っています。歴史を感じる美しい町です。イタリアは本当に歴史を感じる国ですね。わが町レーゲンスブルクは、イタリアを見ると、威張っていられないな、とつくづく思います。
この町に来るには、まず駐車場に車を停めるのですが、なかなかたいへんでした。無料駐車場はまず空きがゼロ。有料駐車場も、住人には非常に安価に提供していますが、観光シーズンに観光客として出かけると、かなりのお値段を取られてしまいます。幸い、近くに「行きつけ」の駐車場を見つけたので、たいがいはそこに駐車しましたが、勝手がわかるまではたいへんです。
主人は、地理的なことが得意な人で、一度出かけたところは、何十年経ってもかなり鮮明に覚えていることができる特殊な技能?を持っています。
なので、彼の記憶を頼りに歩くことも多かったのですが、当時彼は自転車旅行だったので、駐車場情報は今回ゼロでした。
私のように、方向音痴、車の運転が苦手、またはそれを考えるだけで精神的に参るような人間では、この町無理だなぁ、と思います。
なんて、昔はバックパッカーで世界中歩き回っていましたが、家族と一緒に車、となると......。
若者よ、独り身の間に、世界中歩き回れ! 家族とともにとなると、訳が違う!と声を大にして言いたいのは、私だけ???
そして、若者よ、英語をはじめとする外国語ができることがいかにすばらしいことか。さあ、勉強せよ! なんちゃってね。
私は英語が話せなくなったので、海外旅行は億劫です。
さあ、ここはまた別の小さな村ですが、ふらふらと散歩をしていると、こんな古めかしい地区がありました。すごい、こんなところに普通に人が住んでいるなんて! わが中世の町並みを誇るレーゲンスブルクも負けてしまう! そんな場所もありました。
石の隙間からは、上からぶら下がるように植物がぶら下がっていたり。
さあ、いかがでしたか?
コロナで海外旅行に思うように出かけられずに窮屈な思いをされている方が多いと思います。
そして、なぜ、私たちドイツに住む者はこんなに国外旅行に行くのだろう? 行けるのだろう?と思います。
実際私もこの時期に国外に行くことをいいこととは思っていません。が、しかし、小中学生がいる知人家族で旅行に出かけていない人はいないのでは?というくらい、当たり前にドイツ人は旅行をしており、私たちも親として、2週間あるいは1週間でもいいから、近場でいいからと子供の希望を聞きながら計画を始めました。
最初は国内で旅行に行くつもりでしたが、ドイツ国内の宿の予約率が95%以上で思うようにいかないなか、出発の1週間ちょっと前になって急に決まった旅行でした。
もう少し我慢しましょう。
私たち一家も、本当はまた日本に遊びに行きたいと思っています。もう3年も帰っていないなぁ。
子供の成長は早いので、時期を逃すことなく、子供たちをまた日本に連れて行ってあげたいです。
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