コルベ ホテル ローマ(Kolbe Hotel Rome)がホテル界のオスカー受賞!(2015 World Luxury Hotel Awards)

公開日 : 2015年11月23日
最終更新 :

以前にこちらのブログでもご紹介しました、コルベ ホテル ローマがホテル界のオスカーともいわれる 2015 World Luxury Hotel Awards (ワールド・ラグジュアリー・ホテル・アワード)を受賞しました。

この賞は毎年、世界の厳選されたラグジュアリー・ホテルを対象に、南アフリカに本部がある協会が授ける名誉ある賞です。受賞カテゴリーは50以上の部門に渡り、コルベ ホテル ローマは、「Luxury Hotel & Conference Centre」という賞を受賞しました。

ホテルが2015年のアワードにノミネートされていたのは知っていましたが、星の数ほどあるホテルの中からまさか受賞するとは思いませんでしたので、9月の終わりに支配人より、10月24日に香港の Harbour Grand Hong Kong ホテル で授賞式があると聞かされた時、「そうなのですか。良かったですね!」と返答したくらいで、その時点ではまだ話半分に聞いていました。

そして21日に本当に香港へ行ってしまったので、「まさか?」と驚きましたが、先日、「ちょっとみずほちゃん来て」と呼ばれて行ってみるとトロフィーを見せてくれたので真実だったことが分かりました。

ローマには約1000のホテルがあります。

ローマのホテルで受賞したのは、このコルベ ホテル ローマ(Kolbe Hotel Rome)と、ヴェネト通りにある5つ星の高級ホテル ジュメイラ グランド ホテル ヴィア ヴェネト(Jumeirah Grand Hotel Via Veneto)の2つです。

ワールド・ラグジュアリー・ホテル・アワードの受賞ホテルは、皆、お客様のレビューや口コミ評価が高い上に、サービスも規模も豪華さも素晴らしいホテルばかりです。

4つ星のコルベホテルにとっては、大きな快挙でした。

WLHA 1.jpg
WLHA 2.jpg
WLHA 3.jpg
WLHA 4.jpg
WLHA 5.jpg
WLHA 6.jpg
WLHA 7.jpg

↑ 右から2番目の方がコルベ ホテル ローマのオーナーです。

ローマのホテルに初めて就職したのは1975年だそうで、丁度その時代は、日本人のヨーロッパ旅行が本格的に始まった頃だそうです。

JTBなどのツアーで "ハネムーナーさん30組ご宿泊" というように、日本人がたくさんイタリアにやって来るようになった時代だそうですが、まだまだ一般の旅行客さんは英語が話せず、ホテル側が英語でコミュニケーションをとれるのは添乗員さんのみ、イタリア人のレセプショニストは日本人のお客様と最低限のコミュニケーションをとる為に、「いち、に、さん、し、ご、ろく」などの日本語の数字や挨拶を必死に覚えたそうです。

そうしなければ、お部屋の鍵の受け渡しにも一人の添乗員さんを介するより他なく、列が出来てしまう為、レセプショニストは頑張って「かぎは、いち、ぜろ、なな?- ルームキーの番号は107」の様な片言の日本語でやり取りをしていたそうです。

ホテル業界40年以上の方ですが、日本人にはただの一度も悪い印象を抱いたことがなく、日本人の感じの良さ、マナー、礼儀正しさは "疑う余地のない、世界一である" といつも言っています。

イタリア人にも日本人のマナーを学んで欲しいので、何かあった時に、「ほら、日本人のマナーを見習え」と言っています。日本人として嬉しいですね!

WLHA 8.JPG

↑ 古代ローマの遺跡があるパラティーノの丘から見たコルベ ホテル ローマ。

ホテルの名前は、1930年代に日本にも滞在したマキシミリアノ・コルベ神父から由来しています。

コルベ神父は "アウシュビッツの聖者" と呼ばれ、アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所で餓死刑に選ばれた囚人の身代わりに自らなり、命を落としました。

ホテル全体が暖かい雰囲気に包まれているのは、現在、ホテルの一部となっているお部屋に滞在していたコルベ神父の愛が浸透しているからかもしれない、と思わせてくれるホテルです。

これからも、素敵なホテルを発掘していきたいと思っています。(^ ^)

このホテルについての詳細:

2015年4月24日号 【おススメホテルガイド-No.1 コルベ ホテル】中心部で観光に便利かつ窓から遺跡に手が届きそうなユニークなホテル!  こちら

筆者

イタリア特派員

阿部 美寿穂

ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。