No.65日本でも食べられるgalette des rois(ガレット・デ・ロワ)
新年明けましておめでとうございます。今年が皆様にとってより良い年となりますように。
年の初めは美味しいニュースから。
No.63でご紹介したガレット・デ・ロワですが、実は毎年「最高のガレット」審査というのが行われています。地方によって異なるようですが、パリとパリを取り巻くイルドフランスでは、毎年300を超えるガレットの中から、数点が選ばれます。
審査の様子(2013年のもの)はこちら。
採点は見た目と味、双方について行われます。日本では満点というと100点ですが、フランスでは満点というのは20点。このコンクールでも、1点から20点で審査員が点数を付けていく形式になっています。
また、実は日本でも、「正統派伝統洋菓子を伝えていくこと」を目的として、2003年Club de la galette des rois(ガレット・デ・ロワ・クラブ)なるものが結成されました。
日本全国のパティシエ(製菓職人)が主なメンバーのようですが、その中には、上のフランスでのコンクールに入賞された方もいらっしゃいます。
たとえば、昨年2014年のコンクールでは日本人パティシエ伊藤文明さんが10位に入賞しました。伊藤氏は、ラ・ヴィ・ドゥース(甘い生活)という製菓店を、東京で開いていらっしゃいます。
皆さんの町にも、ガレット・デ・ロワの手に入るお菓子やさんがだんだん増えてくるかもしれませんね。新年最初のお菓子に召し上がるときは、東方の博士たちのことを思い出してみてください。
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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