No.88フランス国鉄の粋な企画:ピアノコンクール結果発表はいよいよ明日2/11です!

公開日 : 2015年02月10日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

実は、別サイトの連載に書いたことですが、SNCF(フランス国鉄)が、駅構内にピアノを設置し、自由に弾いてもらうという粋な企画を立てました。

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「ピアノを弾いてピアノを当てよう!」と題されたこのコンクール。YAMAHA協賛、SNCF(フランス国鉄)主催で、2014年9月24日から12月24日までの間、主要駅100ヶ所に置かれたピアノを自由に使って演奏したヴィデオを募集するというもの。

180日の応募期間中に集まったヴィデオは約900!

内訳は、意外なほど男性が多く、男性65%に女性35%。

最も応募数が多かったのは、パリとその周辺イルドフランスの214人。続いてローヌ・アルプの106人。

駅で言えば、一番多かったのがパリのリヨン駅(55人)。続いてグルノーブル駅とナント駅が同数の30人。その後、パリ・モンパルナス駅、ボルドー駅と続きます。

開催期間中、サイトへは2000のコメントが寄せられ、合計45万人が視聴した計算になります。いいね!マークは13万5千数に及びました。

一番多く演奏された曲は、「ゲーム・オブ・スローンズ」のテーマ。次いで「エリーゼのために」。作曲者で言えば、最も多く演奏されたのは、Yann Tiersen(ヤン・ティエルセン)。ヤン・ティエルセンは映画『アメリ』の楽曲を担当したことで有名です。

また、自作の曲を演奏した人も112人いました。

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1月21日には、この900に及ぶヴィデオの中から第一審査が行われ、合計43人が選ばれました。

43人の演奏はこちらで聞けます。いずれも、リラックスして、または楽しげに弾いているのがよく分かります。居合わせた通行人から大きな拍手をもらっている人もいて、ついつい見ているだけでこちらにも笑みが溢れます。

最終審査で選ばれるのは4人。

4人の名が発表されるのは、明日2月11日です。優勝者はピアノを獲得!それ以外はクラヴィノーヴァや、パリの本格的スタジオでの録音体験を手にする予定。

明日のコンサートつき発表セレモニー、実は私も招待を受けています。SNCFの粋な企画の華麗な演出。この目でしっかり見てくるつもりです。

追記:セレモニーレポートは、No.91をご覧ください。

(冠ゆき)

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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