No.119ブルゴーニュの推理映画祭(3/25-29)とブルゴーニュ公国の繁栄をうかがえるボーヌの見所

公開日 : 2015年03月24日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

 フランスでは映画は芸術。年間を通して映画祭はあちらこちらで催されますが、春になり、新たな映画祭がいろいろ計画されていますので、紹介したいと思います。

 今日はまず、明日3月25日から29日まで予定されているブルゴーニュのBeaune(ボーヌ)で開かれる「国際推理映画フェスティヴァル」について。

 2009年から開かれているこのフェスティヴァル。1982年から2007年までコニャック(フランスの南西シャラント県の町)で開かれていたものを継承した催しです。

 この映画祭の面白さは、審査員が、映画関係者だけでなく警察関係者で占められていること。本格的な推理物が望めること間違いなしという感じですね。

 今年の審査員長は、名作『La Reine Margot』(マルゴ王妃)のシナリオを書いたDanielle Thompson(ダニエル・トムソン)。

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 場所は、Cap Cinéma (キャップ・シネマ):13 bis, boulevard Maréchal Joffre 21200 BEAUNE。ボーヌ駅から歩いて10分の距離です。

 5日間すべての映画を見る場合は40ユーロ。一日券はそれぞれ16ユーロ。週末券は、30ユーロ。

 チケットの予約はこちらから。

 ついでながら、ボーヌは、城壁で囲まれた古い町。フランス国鉄駅からも近く、城壁の中は徒歩で周れる規模なので、観光にも立ち寄りやすい場所の一つです。

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 一番の見所は、1443年に出来たHospices de Beaune(オスピス・ド・ボーヌ)。最初から病院として建てられたもので、ブルゴーニュ地方特有の色とりどりの屋根が特徴的なゴシック式の建築物です。

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 No.106で書いたように、ブルゴーニュ公国の繁栄していたこの時代、今のフランス北部やベルギー、オランダは、ブルゴーニュ公国の領地でした。

 展示されている絵や飾りは、当時の繁栄をよく映し出していて、一見の価値のあるものが多くあります。オーディオガイドは日本語で聞くこともできますから、ボーヌまで足を運ぶ方は、並んででも必ず見学してほしいところ。

開館時間:毎日 9 :00― 11h30、14 :00 ― 17:30.

入館料:7.5ユーロ

ボーヌには、そのほかワイン関係の博物館や市場があります。城壁内の建物には、趣深いものも多いので、そぞろ歩きも楽しいことでしょう。

(冠ゆき)

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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