【お土産情報】前菜・メイン・デザートにまで使えるカボチャオイル
ヨーロッパの銘オイルといえば、やはりオリーブオイルを思い浮かべる方が多数かと推察しますが、以前「潜入レポート!シュタットパーク、食の饗宴」の記事でも紹介したとおり、オーストリアにはKuerbiskernoel(カボチャの種オイル)なるものが隠れた名産品として存在します。
カボチャオイルとは、焙煎されたカボチャの種を搾って抽出する深い緑色の液体で、
サラダやカボチャスープに垂らすのは勿論のこと、デザートにおいても絶妙な風味を添える立役者として大活躍の、オーストリア料理を語る際に外すことのできない一品です。
一般的に出回っているオイルは非加熱にて圧搾されたもので、緑色の液体ですが、一部加熱処理を行われたものは赤みを帯びた色のオイルになるそうです。
香りは、炒ったナッツとハーブの入り混じった様な一種独特のもので、食欲を自然に高めてくれます。
またこのオイルはビタミンEを豊富に含有し、抗酸化作用に優れていると同時に、フリーラジカルの生体を保護するいるといった特徴も併せ持っています。そのため、医療や化粧品、民間薬にも幅広く使われ、オーストリア人にとっては非常に伝統的で身近な存在となっています。
これがカボチャオイルの瓶!
大抵、限りなく黒に近い緑色のガラス瓶に詰められており、どこのスーパーマーケットでも見付けることが可能です。
(お値段は凡そ6~9ユーロ程度。但し、高級スーパーのユリウスマインルでは同じ商品が高額で売られていることも!)
以前グラーツにステイしていた際に、リムジンの運転手の方から伺ったのですが、
(グラーツを州都とするシュタイヤマルク州がカボチャの名産地です)
質の良いカボチャオイルを購入する際の目安として、
"ECHT Steirisches Kuerbiskernoel"(本物のシュタイヤマルク州のキュルビスケアンオイル)
を選ぶと良いそうで、逆に
"Original Steirisches Kuerbiskernoel"(オリジナルのシュタイヤマルク州のキュルビスケアンオイル)
は成分的に若干質が劣るのだそうです。「本物の」も「オリジナルの」も表現が酷似しており、混同しやすいので、購入時には注意が必要です。
(上のお写真ですと、一番右のボトルに"ECHT Steirisches Kuerbiskernoel"と表記されているのが見て取れるかと思います。)
この「本物の」シュタイヤマルク産カボチャオイルと「オリジナルの」ものは、どう成分・材料が違うのかも詳しく説明してくれたのですが、書き留めたメモをどこかで失くしてしまい・・・。
また見付けたら、こちらにて報告しますね:)
ここオーストリアでは、カボチャオイルを使用したディッシュが巷に溢れ、正に百花繚乱!
今後もこのオイルを用いた料理を見つけたら、皆さんにどんどんご紹介していきたいと思っていますので、楽しみにしていて下さいね☆
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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