【江戸川区】日本庭園が併設された無料動物園【行船公園】
こんにちは。静岡・富士特派員の、わや猫です。
東京メトロ西葛西駅北口より、徒歩約15分の場所にある行船公園。
園内は大きく分けてふたつのエリアから成り、その一方には平成元年に完成した平成庭園があります。
湧心池から湧き出した水が、菖蒲田、潮入りの池を巡って、公園の中央に位置する主池へ流れ込んでいます。
その主池の脇には源心庵という数寄屋造りの日本建築があり、茶会などさまざまな行事に利用されているようです。
この庭園だけでも見応えのある公園ですが、今回の目的は隣のエリアにある無料動物園の方になります。
その動物園というのが、江戸川区自然動物園。1983年にオープンした、もうすぐ開園40周年となる動物園です。
動物園の正門前には桜広場もあり、春には桜の花を、秋には色づいた桜の葉を楽しむこともできました。
動物園の入口は、正門のほかにもうひとつ、裏口となる南門の、計2ヵ所存在しています。
動物園の敷地面積は、前に訪れた大宮公園小動物園と同じくらいか、少し狭いくらいでしょう。
正門側には、ヤギやヒツジ、ウサギやモルモットなどと接することのできる、ふれあいコーナーが。
南門側では、レッサーパンダや、プレーリードッグ、ワラビー、ニホンリスといった生き物に会えました。
また、それらのエリアの間には水生コーナーも設けられています。
ここではさまざまな淡水生物が展示されていますが、中でも江戸川区特産の金魚は一見の価値あり。
和金、コメット、朱文金。琉金、出目金、丹頂。
東錦に、江戸錦。そして蘭鋳に、桜錦と、実に多種多様です。
金魚と言えば、東京スカイツリーの足元にあるすみだ水族館が展示に力を入れていますが、無料の動物園で、これだけさまざまな金魚を見られるということに驚きです。
さらに、大宮公園小動物園にはギンガオサイチョウがいたけれど、こちらにはサイチョウがいました。
ただ、このサイチョウのナナは、つい先日の2021年3月17日に亡くなってしまったそうです。
ギンガオサイチョウ同様に、サイチョウもまた国内では希少なので、この悲報は残念でした。
そんなサイチョウがいた檻の近くには、オオアリクイの飼育場もあります。
アリクイというと、最近は白黒ツートンカラーがかわいらしいコアリクイの方が有名ですが、飼育されている施設はオオアリクイの方が少ないので、こちらも意外と珍しいかもしれません。
ほかにも江戸川区自然動物園では、フンボルトペンギンに加え、アシカの仲間であるオタリアもいたりなど、敷地こそ狭いけれど、展示されている動物たちの濃さは無料動物園とは思えないほど充実していました。
ちなみに、サイチョウと、オオアリクイは、わが地元の日本平動物園にて、両種とも飼育されています。
そう考えると日本平動物園ってすごいんだな。と、東京まで遠征して、あらためて思わされた2019年の秋でした。
■行船公園 江戸川区自然動物園
・住所: 東京都江戸川区北葛西3丁目2-1
・TEL: 03-3680-0777
・開園時間: 10:00~16:30(土日祝日は09:30開園、冬季は16時閉園)
・休園日: 月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、年末年始
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