コーヒー・ロースター大会 ノルウェー代表決定
4月26~28日、首都オスロのリーエンにあるコーヒーロースター「ソルベルグ&ハンセン」(Solberg&Hansen)にて、世界コーヒー・ロースター大会のノルウェー代表を決定する大会が開催されました。
優勝者は、地方でたった1人で焙煎をしている「Svart Fløyel」のトルビョルセン氏
今回、ノルウェーチャンピオンとなったのは、ノルウェー南部にあり、オスロから車で約8時間のところにあるStordに位置するマイクロロースタリー「Svart Fløyel」をひとりで経営する50歳のヤノーべ・トルビョルセン(Janove Thorbjørsen)氏(写真上右)です。2001年に焙煎を開始し、2006年にウェブサイトでの豆の販売を開始したそうです。「Svart Fløyel」はカフェなどに豆を卸していないため、購入ができるのは現在の時点では公式ウェブサイトでのみとなります。
トルビョルセン氏は、「まさか優勝できるなんて夢にも思っていませんでした。焙煎中は緊張というよりも、集中していましたね」と、トロフィーを片手に笑顔で語りました。
大会の出場者と関係者の集合写真。右側にあるのは、今大会で使用された焙煎機「Loring Smart Roaster」
今回使用された豆は、「エルサルバドル El Pedregal農園」。ココア、ブラックベリーのアロマ、ブラックグレープのような酸味が特徴的だそうです。
2日目、審査員4名がカッピングをしながらコーヒーに得点をつけてきます。最高点を獲得した人がノルウェー代表となります。審査員には今年度の世界バリスタ選手権のノルウェー代表であるラスムス・ヘルゲボースタ氏(写真左から1人目)や、世界カッピング選手権のノルウェー代表であるニコライ・アウンバク氏(写真左から2人目)も含まれます。
各出場者の持ち時間は30分。焙煎後は別室のカッピングルームで自分が焙煎したコーヒーの味を確かめます。
審査員の審査終了後は、出場者&関係者の「お楽しみ」の時間。各出場者が焙煎したコーヒーをみんなでカッピング(味見)します。
審査はすでに終了しているので、このカッピングは審査結果には影響しません。カッピング中は、11人の出場者がそれぞれのコーヒーに1~6の数字をつけて(6が最高点)、最高点を獲得したコーヒーを決めます。審査員の結果と、出場者全員が選ぶ「美味しいコーヒー」が同じとは限らないため、全員がワクワクしながら参加します。
コーヒーにはA~Fのアルファベットをつけているので、誰がどの豆を焙煎したかは分からないようになっています。
カッピング結果
1位 Audun (Solberg&Hansen) 31点
2位 Mikel (無所属/フリー) 27点
3位 Frei (Mikrobrenneriet) 24点
大手ロースターの焙煎人を押しぬけて優勝したトルビョルセン氏は、6月フランス・ニースで開催される「World Coffee Roasting Challenge 2013」に参加します。
審査員結果
1位 Janove Thorbjørsen (Svart Fløyel)
2位 Audun Sørbotten (Solberg&Hansen)
3位 Gunnar Lillevold (Jacu)
3位 Thore Andre Thorsen (Torungen Fyr)
※3位は同得点だった2名が受賞。3位のThorsen氏は受賞時に欠席していたため、会場にいた男の子が代理でトロフィーを受け取りました。
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