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フランス/パリ特派員ブログ 守隨 亨延

フランス・パリ特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2021年10月21日

ワクチン証明提出で待機10日に短縮、フランスから日本への入国最新レポート【2021年10月9日】


ワクチン証明提出で待機10日に短縮、フランスから日本への入国最新レポート【2021年10月9日】

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2021年10月1日より、フランスからの日本入国に今まで14日間必要だった待機が、新型コロナのワクチン証明のコピーを提出することで10日間に短縮できる措置が導入されています。


措置の導入後の2021年10月9日に、フランスのシャルル・ド・ゴール空港(パリ)から羽田空港(東京)へ入国した際の私個人の体験談をもとにして、新たな待機ルールをおさらいしてみます。

出発72時間以内のPCR検査について


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この記事を書いている現在(2021年10月21日)、すべての日本入国者・再入国者・帰国者(外国人だけでなく日本人含む)は、入国の際に出国前72時間以内に実施した新型コロナウイルスに関する「陰性」の検査結果と提出が求められます。日本入国時に指定される検査の詳細は、日本の外務省のウェブサイト に掲載されていますので、詳しくはそちらをご参照ください。


なお、混同しやすい点としては、フランスの薬局などでも抗原検査は、簡易的な「抗原定性検査」であるため、日本政府の指定している「抗原定量検査」ではありません。そのため日本入国の際に、有効な検査とは認められません。フランスで検査を受ける場合、日本のフォーマットで満たしているはPCR検査です。


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▲パリ市内に点在するCOVID19の簡易検査所


パリ市内の検査機関(ラボ)の選び方と予約、および受診の流れについては、過去の特派員ブログにまとめています。


- 2021年7月21日の体験談: フランスから日本への渡航まとめ、検疫所ホテル隔離なしでの入国最新事情
- 2021年4月13日の体験談: フランスから日本への帰国体験談、出発72時間前PCR検査証明の取り方


パリ市内のラボは日曜休診の場合が多いですが、シャルル・ド・ゴール空港の検査所では以下のスケジュールで開いています。空港の検査所も要予約です。予約方法はパリ空港公団のウェブサイト にフランスの医療機関予約サイト「Doctolib」のリンクが掲載されています。


【シャルル・ド・ゴール空港のPCR検査所営業時間】


- 火・水・木・日曜: 7:00~19:00
- 月・金・土: 7:00~20:00

出発当日の空港での流れ


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▲2021年10月9日のシャルル・ド・ゴール空港内の様子


現在、EU域内などは移動の制限が緩和されているため、日本の国際空港と異なり、出国する旅客数がかなり多いときがあります。私が出国した土曜は、出国審査に1時間ほど、そして手荷物検査を抜けるのに1時間と計2時間を要しました。そのため免税店でのショッピングなどを考えている人は、それらかかる時間の可能性を考えて、早めに空港へ到着することをおすすめします。


フランスから日本への入国には、「1. 出国前検査証明」「2. 誓約書」「3. スマートフォン」「4. 質問票」「5. ワクチン証明(もしあれば)」が必要です。


1. 出国前検査証明


出国前検査証明とは、既述した日本の厚生労働省が指定した検査方式による、出国前72時間以内に実施した新型コロナウイルス感染が「陰性」であることの検査証明です。検査証明書を提出できない場合は、検疫法に基づき、日本への上陸が認められません。出発国において搭乗前に検査証明書を所持していない場合には、航空機への搭乗を拒否されます。


2. 誓約書


日本行きのフライトの機内で配られます(もしくは日本到着後にも受け取り可能)。事前の準備は必要ありません。


3. スマートフォン


日本でも使用可能なスマホの用意が必要です。スマホが用意できない場合は、日本到着後にレンタルする必要があります(日本到着後にレンタルできる受付があります)。スマホには入国者健康居所確認アプリ「MySOS」と接触確認アプリ「COCOA」のふたつのアプリのインストールが必要です。


これらアプリは、日本入国後にインストールしてもいいですが、私は日本到着後の空港係員の確認時間短縮のために、事前にインストールしておきました。インストールについては、日本の日本の厚生労働省のウェブサイト に説明があります。


4. 質問票


日本に入国する際に、新型コロナウイルス感染症の検疫手続として、滞在歴や健康状態を記入した「質問票」を検疫官に提出する必要があります。質問票には事前にウェブからアクセスし、QRコードを取得します。アクセス方法は、日本の厚生労働省のウェブサイトに書かれています。


入力項目には搭乗フライトの座席番号などもあるため、これは出発当日のチェックイン後(座席確定後)に記入します。記入後に生成されるQRコードは、スクリーンショットをとって保存しておきます(ブラウザから消えてしまうといけないため)。


記入は搭乗の待ち時間でもいいですし、日本到着後でもいいです。フライト中の機内WiFiを使って行う場合、インターネットの速度の関係上、ページを開くことができない可能性が高いため、空港内での記入をおすすめします。


5. ワクチン証明


日本の厚生労働省が指定する新型コロナワクチンを規定の回数接種している場合、その証明書のコピーを提出することで、帰国後14日間の待機期間が10日間に緩和される可能性があります(10日後の自主検査で「陰性」の場合)。緩和条件の詳細は過去記事「ワクチン接種証明提出で日本入国後の待機日数が14日間から10日間へ緩和【2021年10月1日〜】 」をご覧ください。


待機期間の短縮と10日目の自主検査については後述します。


日本到着から入国、待機場所までの流れ


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飛行機が羽田空港に到着すると、入国前に検疫があり、必要書類の確認および新型コロナウイルスの抗原定量検査が行われます。前回の帰国時(7月24日)は、五輪開催時だったためか、係員が一般旅客をひとまとめにして検査場まで誘導してくれましたが、今回はそれ以前のように各自で順路を進みました。


検査場では、「質問票で回答した後に出るスマホQRコードの確認」「出国前検査証明の確認」「記入済み誓約書の回収」「唾液による抗原定量検査」が行われます。検査結果が出るまではターミナル内の指定された制限エリアにて待機し、陰性の場合はその際に手渡される証明の紙を持って検疫を通過できます。その後にターンテーブルから出ている預け荷物を受け取ります。


私が乗ったANAパリ・羽田便の場合は、すでに地上係員がすべての旅客の名前別にカートに荷物を載せ、整えてありました。


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待機場所(自宅や自ら手配したホテルなど)への移動に公共交通機関は使えません。公共交通機関を使わない移動とは、家族などの車による出迎え、ハイヤーの手配、検疫所が用意した巡回バス(海外からの待機帰国者専用:無料)などです。列車、バス(空港内のターミナル循環バス含む)、モノレール、飛行機、タクシーは公共交通機関にあたります。


この際に助かるのが、入国者専用のバスです。羽田空港近くのホテルなどの場合、検疫所が用意した巡回バスが、空港周辺を定期的に2ルートで回っています。予約は不要。運行スケジュールは東京検疫所のウェブサイト をご覧ください。今回、私はこのバスを使いました。


赤坂・新宿エリアのホテルで待機する場合は、入国者専用のリムジンバスを使えます。このバスは、羽田空港から日本国内に入国し滞在先のホテルへ移動するためのバスで、それ以外の人や専用バスの行先のホテルに宿泊しない人は利用できません。要予約。詳しくはリムジンバスのウェブサイト をご覧ください。


待機期間と10日目の自主検査の流れ


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自主待機中は入国者健康居所確認アプリ「MySOS」による位置情報の確認とビデオ通話がランダムに行われます。ビデオ通話は、AIによる連絡と人間による連絡があり、それらが不定期にアプリを通してかかってきます。


【14日間の待機中に必要な報告】

- 健康状態の報告
- 位置情報による現在地の報告
- 通話による現在地報告


現在地の報告については、私自身もどのような判断とタイミングで実施しているかはわからないため、時間などは詳細にお伝えすることができません。ルールに則り待機しているぶんには、特に負担となるような通知と内容ではありません。


入国時の検疫でワクチン証明を提出している人の場合、9日目になるとアプリが「検査可能前日通知」を受信します。そして10日目以降に「検査を実施し、検査結果を届出できる」という通知が送られます。検査方法と検査機関は、厚生労働省が都道府県別にリストを出していますので、その中より選びます(自費検査を提供する検査機関一覧 )。


0日目:入国日
1~8日目:待機期間
9日目:検査可能前日通知を受信
10日目:検査を実施し、検査結果を届出
11日目:待機終了


検査方法はPCR検査または抗原定量検査です。検査を受ける手段も、郵送などで行う「郵送検査」とそれ以外の検査施設へ赴く「対面検査」があります。


厚生労働省によると、10日目以降に待機期間短縮のための検査をする目的で検査機関へ移動することは不要不急の外出には当たりません。ただし、自家用車など公共交通機関以外の交通手段で移動することが求められます。つまり検査を受けに行くために、電車やバスなどは使えません。待機期間の短縮についての詳細は、過去記事「ワクチン接種証明提出で日本入国後の待機日数が14日間から10日間へ緩和【2021年10月1日〜】 」にまとめています。


今回私は、上記のリストにあった「羽田空港第2ターミナルにある木下グループ新型コロナPCR検査センター」に、10日目の日中のスケジュールで予約を入れました。検査センターまで行く対面検査です。羽田空港周辺にある私の待機場所から、公共交通機関を使わず羽田空港第2ターミナルまで行きました。詳細は「コロナ入国待機で公共交通機関使えないので羽田空港まで自転車で行ってみた 」でお伝えしています。


さて、自主検査で陰性が出たら、「MY SOS」アプリ右上の「*」マークをタップすると出てくる項目「特別な状況の届け出(健康確認センターのサイトに移動)」を選択します。ここから検査結果を送ります。必要事項を記入し、陰性証明をスマホで撮影し、アップロードして送付します。


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▲「MY SOS」アプリ操作画面


その日の18:00までに届け出、その日のうちに確認・受理された場合「明日から待機解除となります」という通知が届きます。18:01以降に届け出ると、翌日の確認・受理となります。そのため、11日目に「本日から待機解除となります」という通知が届きます。10日目 に受けた検査結果を11日目に届け出た場合、18:00までの届出であれば当日中に解除、18:01以降の場合は、12日目から待機解除となります。


そのため、11日目の朝から確実に待機措置を解きたい場合は、10日目の18:00までに検査結果を健康確認センターへ送るようにしましょう。


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この一連の手続きにより、14日間待機が10日待機に短縮されます。詳しくは厚生労働省のウェブサイトにある「緩和陰性証明の届出 」も併せてご覧ください。


参照:在フランス日本国大使館、在日フランス大使館、厚生労働省


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    守隨 亨延
    ジャーナリスト。愛知県出身。ロンドンにて公共政策学修士を修めた後、日本でガイドブックおよび雑誌記者として活動する。2009年に渡仏。ANNパリ支局勤務を経て、現在は株式会社プレスイグレック代表。専門は日仏比較文化と社会、ツーリズム。取材経験はカンヌ国際映画祭、ユネスコをはじめ国際機関、パリ同時多発テロ事件、フランス大統領選など。欧州を中心に約60カ国800都市に渡航経験あり。フランス外務省発行記者証所持。フランス/パリの旬の話題を中心に更新していきます。お仕事などのお問い合わせは株式会社プレスイグレック、またはメールにて。
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