洗練されたイタリアン(ローマ料理)をサービスする、魚介類が得意なレストラン - エレガントなヴェネト通り。

公開日 : 2014年11月06日
最終更新 :

今日は日本から友人が出張でローマ入りしている為、お昼はローマで最もエレガントな通りといわれる、ヴェネト通り(Via Vittorio Veneto)近くのレストランで食事をしました。 ヴェネト通りはフェデリコ・フェリーニ監督の映画、"ドルチェ ヴィータ(甘い生活)" の舞台となったことでも有名で、道の両側には高級ホテルやカフェなどが並び、洗練された雰囲気を醸し出しています。 "ヴェネト通り" といったら、まずはお洒落なレストランやバーを一番に思い出したいところですが、筆者は最初に"骸骨寺" を連想してしまったので、お洒落な人から脱落してしまいました。

(4000体の骸骨さんがアートになって大集合!過去記事

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↑ レストランの住所は、サルデーニャ通り135-137番地(Via Sardegna, 135-137)にあり、先述のお洒落なヴェネト通りから東方向に徒歩10分程です。アイ・フィエナローリ(Ai Fienaroli)というお店で典型的なローマ料理を洗練された形で提供します。特に魚介類が得意なレストランです。

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↑ 営業時間は月~金曜日が12~14時30分、18~23時まで、土曜日は18~23時です。(日曜日はお休み)

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↑ アンティパスト(前菜)として頼んだのは、イカ墨とポレンタを練り上げたものにグアンチャーレと海老の添え物 Biscotto di polenta al nero di seppia lardellata al guanciale con gamberi saltati、英語表記:Black cuttlefish cornmeal mush with pork cheek and shrimps)です。 ⇒ 本日ご紹介する全てのお料理に、併せてイタリア語表記と英語表記も記載します。注文の際のご参考にどうぞ。

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↑ 少しアップです。ポレンタとは北イタリアで良く食べられる料理で、トウモロコシの粉に水やスープを加えて火にかけて練り上げたものです。この黄色いポレンタがイカ墨の黒で染められて、ゴマせんべいの様になっていました!(見掛けはゴマせんべい風ですが、やわらかいです) グアンチャーレ(Guanciale)とは、 豚のほお肉の脂身の塩漬けでカルボナーラ(カルボナーラとは?こちら)などに入っているのでご存知の方も多いかと思います。

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↑ 続いてプリモ・ピアット(第一皿目)は、海老と燻製スカモルツァチーズ、サフランとバジルのタリオリーニ(Tagliolini con gamberi, scamorza affumicata, zafferano e basilico、英語表記:Noodles egg pasta with shrimps, cheese scamorza, saffron and basil)を頼みました。 パスタの一種であるタリオリーニ(Tagliolini)は、もちもちの卵入りのパスタです。

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↑ 友人が頼んだプリモ・ピアットです。ヴォンゴレ(伊語でアサリの意味)と海老のスパゲッティの黒トリュフがけ(Spaghetti con vongole, gamberi e tartufo nero、英語表記:Spaghetti with clams, shrimps and black truffle mushroom)です。メニューにはパスタの部分はスパゲッティとなっていますが、タリオリーニにしてもらいました。

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↑ 魚介類が得意なお店らしく、おいしいお魚(海老など)が楽しめました!

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↑ ピリモ・ピアットは見掛けよりも量がありましたので、お肉・お魚などのメイン料理のセコンドピアットを飛ばし、お次は直接、デザートです。 筆者はピスタチオが好きなので、リコッタチーズのムースにカラメルがけにしたピスタチオとチョコレートソース(Mousse di ricotta con pistacchi caramellati e fondente al cioccolato、英語表記:Ricotta mousse with caramelized pistachios and chocolate)というドルチェを頼みました。今日も完食です。 その他のデザートには、ティラミス、ミルフィーユ、タルトがありました。甘いものが苦手な方は果物はいかがでしょうか。果物にパイナップルやイチゴがあります。

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↑ 友人が選んだデザートは、ゴルゴンゾーラチーズと蜂蜜のセミフレッド(Semifreddo al gorgonzola e miele、英語表記:Gorgonzola cheese and honey ice cream cake)です。 ゴルゴンゾーラチーズは世界三大ブルーチーズの一つで、北イタリアで作られる青かび系のチーズです。 セミフレッドはイタリア生まれの半ば凍ったアイスクリーム(半解凍状態の氷菓子)です。半分氷っているのでアイスケーキの様な感覚といったら良いでしょうか。 筆者達のテーブルの周りは皆、筆者達が食べているデザート(この2種類)を注文していました。おいしそうに食べていたのかもしれませんね!

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↑ 半分位、筆者がいただいた気がしますが、このセミフレッドは、まるでチーズそのものを氷らせたものを食べているかの様な強烈な味の濃さでした。全ておいしかったです。

筆者達は13時丁度に予約をして行きましたが、店内では既に1組2名が食事をしていました。 しかし、13時30分頃にはほぼ満席となりました。この日の客層は、地元のスーツ姿のサラリーマンやオフィスレディが約8割、イタリアの他の地域からの観光客1組、外国人の観光客さん1組がいらっしゃいました。混んでいることが多い様なので、事前予約をお奨めします。(予約電話番号:お店 +39-06-42020336、+39-06-58334751、もしくは携帯電話+39-338-4063277、詳細はホームページ こちら) お値段の目安ですが、ヴェネト通りに近いこともあり若干お高めですが味はお墨付きです。

筆者

イタリア特派員

阿部 美寿穂

ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。

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