No.52《注意》ベルギーのゼネストとファビオラ王妃国葬のお知らせ
現在ベルギーを旅行中、もしくは今月ベルギーへ来られる予定の方はご注意ください。本日(12/7)より、今月半ばまで、交通機関をはじめとする各業種にてストが予定されています。特に12月15日はゼネストの予定です。
今のところ、首都ブリュッセルで特に影響が大きいのは、12月8日と12月15日と見込まれていますが、その前後も影響を受ける可能性があります。
まずは、今晩12/7から12/9にかけて、
・ベルギー国鉄の多くの列車がキャンセル。
・ブリュッセルのバス、トラム、地下鉄もほぼ機能しなくなるおそれ。
・空の便も、かなり乱れる模様。明日12/8は、ブリュッセル空港発着便576中175便がすでにキャンセルとなっています。
・ブリュッセル市内のスーパーや各種小売業店、病院でもピケが予定されています。
国際高速列車についていえば、ロンドンとブリュッセルを結ぶEurostarは、12/8と12/15は、すべてキャンセル、もしくは、リールヨーロッパ止まりになります。
オランダとドイツ、フランス、ベルギーを結ぶThalysも、12/7-9と12/14-16は、ほとんどの列車が運行されません。
上記サイトで見られる時刻表一部(すべてキャンセルされている)
当然ながら、これに伴い、全国的に道路の混雑も相当なものになると考えられます。
変更可能な方は、移動日なり目的地なり変えられることをお勧めします。
実は、ベルギーでは、12/5に、故ベルギー国王ボードゥアン一世の王妃(現国王伯母にあたる)ファビオラ・デ・モラ・イ・アラゴンが亡くなったばかりです。ベルギー政府は、七日間の喪に服することを決め、12日にはブリュッセルの大聖堂で国葬を執り行うと、昨日発表しました。
喪中にあってもストは決行されるようで、ネット上では、それに抗議する国民の声も見られます。
奇しくもゼネストの予定されている12月15日は、ファビオラ王妃が、国王ボードゥアン一世と挙式した日にあたります。1960年のことでした。
《12/11追記》
ストについての続報は、No.54
ファビオラ王妃の国葬についての続報はNo.55
をご覧ください。
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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