【ローマ】あっと驚く四大河の噴水とネプチューンの泉 ~ナヴォーナ広場より~
暫く間があいてしまいましたが、本日は「【ローマ】お洒落ごころ満載のシューズショップ」の記事の続きで、ナヴォーナ広場からローマ探索を再開したいと思います。
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家庭的な料理を食べさせるリストランテを後にし、色と素材で遊べるお洒落なスニーカー・ショップを経て、更に小道を進むこと数分。
突然、目的地のナヴォーナ広場が視界いっぱいに広がりました!
真ん中にはオベリスクを称えた、大きな四大河の噴水(Fontana dei Quattro Fiumi)が鎮座。この噴水には4人の男性が登場し、それぞれ世界の4つの大河(ナイル河、ガンジス河、ドナウ河、ラプラタ河)を擬人化しているそうです。
先日の記事では、おどろおどろしい4つの噴水が登場しましたし、夫が舌鼓を打った絶品ピッツァも4種のチーズを盛り込んだクワトロ・フォルマッジでした。
どうやらイタリアは「4」という数字がお気に入りのようです。
右写真の一番ダンディなオジサマはガンジス河。
そしてオジサマ左上に見えるエンブレムやはり教皇の紋章で、インノケンティウス10世(在位期間1644-1655)のもの。
この訝しい行為にはきっと訳があるに違いないと調べたところ、「ナイル川の水源が判らないさま」を表しているのだとか。ナルホド!
でも言われなければ、ちょっぴりコワイ人ですよね?
同じテーマの噴水は、ウィーンの誇るシェーンブルン宮殿や、パリ郊外のヴェルサイユ宮殿の大庭園などでも見られるもの。
ここローマの泉は若干小振りながら、ネプチューンの他に天使や海の精霊も登場するなど、なかなか見ごたえあり。
でもこのお馬さん、どこかで見掛けたような・・・・・・?
ザルツブルクにある「馬洗い場(Pferdeschwemme)」の噴水彫刻。
鼻の穴から水を噴き出すという、強烈な印象が忘れられません!
それにしても、この鼻水というアイディア、ちょっと奇抜すぎやしませんか!?
これもナイル河のポージング同様、何か深遠な意味でも隠されているのでしょうか?
このような彫刻は珍しいかも!?
海のない国、オーストリアでは「タコ」という発想はなかなか出て来ません。
獅子やドラゴン等に代表される"怪物退治のテーマ"はヨーロッパにおいてはもうお約束ですが、オーストリアでは巨魚の口に槍を突き立てるのポージングまでがせいぜい。海の産物、タコの怪物彫刻は殆ど見掛けられません。
同じヨーロッパ内とはいえ、大小のカルチャーショックを受けることしきりの著者一行。お次はサン・ピエトロ大聖堂を凌ぐドーム(クーポラ)を戴くローマの遺構、パンテオンへと歩を進めます。お楽しみに!<続>
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あと足が4本多かったら、立派なタコかも!?
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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