ノルウェーで就活!学生キャリア・ウィーク③ソーシャル・メディア 後編「弱い紐帯の強みでネットワークを広める」

公開日 : 2012年02月19日
最終更新 :
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 当大学のメディア学部で働く Arnt Maasø氏は、社会学者のマーク・グラノヴェッター (Mark Granovetter) 氏の著書『弱い紐帯の強み』(1973年)を紹介しました。

 有名な「弱い紐帯の強み」"The strength of weak ties" 説は、学生が仕事を探すうえで覚えておくと便利でしょう。

 グラノヴェッター 氏の説をMaasø氏はこのように説明しています。

・強い社会的つながり(強い紐帯)=家族や親友との関係は、探索にはほとんど無用

・弱い社会的つながり(弱い紐帯)=単なる知り合い関係は、探索には極めて有効

「しばしば情報は力よりも重要であるから、

個人が発展していく(求職等)には

弱い繋がりの方が家族や友人関係よりはるかに重要となる」(Wikipediaより引用)

Maasø氏は、弱い紐帯に属する人たちは、インターネットにたくさんいると主張。

Twitterに加え、

「LinkedIn」の利便性を強調しました。

LinkedIn(リンクトイン)は2003年にスタートした、ビジネスに特化したSNSです。

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また、Maasø氏は以下のようも言っていました。

・新しい情報の大部分は、「弱い紐帯」から発信されている

・LinkedInには、「弱い紐帯」の人たちが大勢いる

・「ソーシャル・メディア上の人たちとつながりを持つには

一定の時間も要する」ため、興味のある学生は今すぐに

LinkedInに登録しましょう

・Google+に関しては、まだ未知数のため今後どれくらい便利なサイトとなるかまだ分からない

・Twitterは「自分の興味を広めるツール」として使いましょう。

また、TwitterはFacebookよりも「オープンな場」であることを忘れないように

☆Maasø氏が就活生にお勧めするフォローしておくとよいページ☆

・自分の学校のFacebook、Twitter、LinkedInページ

オスロ大学の生徒ならFacebookページ「Universitetet i Oslo」「オスロ大学キャリア・センター」など

ソーシャル・メディアのサイトは、オスロ大学だけでも学部ごとに存在するので50以上あります

・自分の興味のある企業のページ

前回の記事でご紹介したように、「デジタル判断力」を学生のうちから養いながら、

LinkedInなどを利用して、ネットワークを広めていくことが大事なようです。

ソーシャル・メディアを有効活用しながら、今後のキャリアに役立てていきたいですね。

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筆者追記

個人的な印象ではLinkedInを使用しているノルウェー人の知り合いは筆者の周りではほとんどいないので、講演で重要性が強調されていたのは少し意外でした。LinkeInは登録だけしていて放置状態だったので、これからもうちょっと利用していこうと思います。

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