No.511ノルマンディ上陸D-Dayから75年の記念式典開催
第二次世界大戦中、連合軍がイギリスからドーヴァー海峡を渡りフランス北西部へ上陸したいわゆる「ノルマンディ上陸作戦」(正式名称ネプチューン作戦)。
連合軍上陸から、明日2019年6月6日で、ちょうど75年を数えます。
ノルマンディ上陸の遺物が残るアロマンシュの海辺© Kanmuri Yuki
その前夜である75年前の今日、1944年6月5日には、ネプチューン作戦開始を知らせる暗号として、ヴェルレーヌの詩「秋の日のヴィオロンの...」が、ロンドンのラジオで流されました。
(*この暗号については、『No.29 【コラム】秋の日のヴィオロンの..:もう一つの物語』と、『No.30【コラム】トゥルコアンがドイツだったころを体現する博物館』をお読みください)。
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明日は、ノルマンディ上陸により多くの血が流れたビーチのひとつ、オマハ・ビーチの上にたつコルヴィル・シュル・メールの米軍基地で、記念行事が開かれます。
フランスのマクロン大統領、アメリカのトランプ大統領のほか、ヴェテランと呼ばれる当時の軍人も約10名参加する予定です。
人口わずか182人の静かな村コルヴィル・シュル・メールですが、明日の記念式典に先立ち、ただいま、芝を32ミリに揃えて刈ったり、12000脚のベンチを並べたり、オーディオ設備を調整したりと、準備に大わらわな様子が、昨夕のニュースで流れていました。
コルヴィル・シュル・メールの米軍墓地© Kanmuri Yuki
*9387人が眠る米軍墓地については、こちらの記事『No.9【コラム】1914-1944-2014:その弐』をご覧ください。
なお、連合軍上陸を怖れるドイツ軍が建設した「大西洋の壁」や、連合軍と連携してドイツ軍に対抗した「レジスタンス活動」などについて詳しくは下の記事をご覧いただけると幸いです。
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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