No.541ヨーロッパ文化遺産の日は、今週末です!
毎年9月の第三週末は、「ヨーロッパ文化遺産の日」。今年で36回目となるこの催し、簡単に言えば、美術館、博物館、教会、文化施設、企業、アトリエ、工場、モニュメントなどなどが、門戸を開く日です。
JEP2019のポスター
ヨーロッパ文化遺産の日とは?
どこが普段と違うのか?簡単に言えば、下のとおり。
1)無料であること。
2)普段は公開されていない施設にも入れること。
3)普段から入れる施設でも、劇場の舞台裏、一般企業の工場など、通常客が入らない場所に立ち入れること。
4)その道のプロたちから、直接話を聞けること。
5)美術館でコンサートが開かれたり、パフォーマンスが披露されたりと、いつもと違うアクティビティが提供されること。
つまり言い換えれば、何度も訪れたことのある博物館や劇場でも、「文化遺産の日」に再訪する価値は、十分あるわけです。
言葉の問題がない方には、ぜひともガイド付きツアーをお勧めします。同じ施設でも、プロや、思い入れのある人の熱い語りを聞きながら見学するのは、ひとりで回る時とは視点が全く異なることに気づくでしょう。
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全国版・フランス北部版・トゥルコアン版プログラムへのリンク
フランス全国どこに行こうか迷っているなら、まずは公式サイトの地図(こちらは英語版)を拡大し、お近くの施設を探すことをお勧めします。
また、こちらのページの下方には、地方ごとのお勧め施設リストや、今年一押しのイベントが挙げられています。
フランス北部オー・ド・フランス(Hauts de France)地方だけの冊子はこちらのサイトからご覧になれます(フランス語)。オードフランス地方だけですが、実に409ページもあるボリューム!地名ごとに紹介されているので、目次から気になるページにカーソルで飛んでご覧ください。
また、フランス北部のトゥルコアン・ルーベに限った冊子もあり、それはこちらのリンクからご覧ください。こちらも48ページありますので、まず冒頭の地図で行きたい地域をチェックすることをお勧めします。
拡張工事を終えてリオープンしたラピシーヌ工芸博物館は、ぜひ訪れたい場所のひとつ。Architecte : A. Baert 1932 - J.P. Philippon 2001,© Alain Leprince
過去記事リンク一覧
過去に公開された場所は、そのまま毎年公開される傾向にありますので、過去記事から行きたい場所を先にチェックするのも一案です。
下に、これまで「ヨーロッパ文化遺産の日」について書いた記事のリンクを貼っておきます。参考になれば幸いです。
以前リルで開かれたマッピングの様子。主催者はVideo Mapping European Center
で紹介したヴィデオ・マッピング・コンテスト、今年もまた9/21夜21時~0時まで開催されます。ただし、場所は変わっており、今年の開催場所は、リル、フィーヴ(Five)の市庁舎(住所:127ter rue Pierre Legrand, Lille)です。
どうぞみなさん、素敵な文化遺産の週末を!
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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